8月の太陽が照つけるなか
『鳥取砂丘』の『馬の背』まで
歩いてみました
『鳥取』ー『岡山』の列車の旅の途中
ただ立ち寄るだけと
何も考えておりませぬでしたが
これが少々無謀でございました。
いざ『鳥取砂丘』についてみると
『せっかく来たのだから』と
歩いてみたい欲に駆られるもの
しかしこの時私は
帽子をかぶっておらず
ペットボトルの水も
半分くらいしかございませんでした。
真夏に『鳥取砂丘』の『馬の背』を
目指される場合
①帽子は必ず用意する。
②ペットボトルの水は満タンに
できれば予備も1本持っておく
③スニーカーなど履き慣れた靴で
④『あぶないな』と思ったら
無理せずすぐに引き返す
以上をお守りいただきたく
お願い申し上げます。
一面の砂の海
『砂丘センター』の駐車場にバスは止まり
降り立った私達に
真夏の強い日差しが降り注ぎます。
車道を渡って足をすすめると
砂丘へと続く階段があります。
階段を登り切ると
突然視界が開けます。
一面の砂の海に
人々が黒い点のように見えます。
はるか正面には
砂の山脈のような
『馬の背』が立ち塞がり
その上には
真っ青な夏の空が広がっております。
日傘をさした家内はここまで
私はもう少し先に進むましょう。
『あぶないな』と感じたら
ただちに引き返します。
さっさっさっさっさ
スニーカーで砂を踏みながら
早足で進みます。
最初は緩やかな降り坂
日差しは暑いのですが
海からの風があり
思ったほどの灼熱感はありませぬ。
アスファルトとコンクリートに囲まれた
都心の『電子レンジ』のような熱さに比べれば
優しい感じがいたします。
さっさっさっさっさ
緩やかな登りに差し掛かります。
大丈夫そうです。
まわりには
ご家族連れの方々や
若いグループの方々もいらっしゃいます。
ペットボトルの水を
少し飲みましょう。
さっさっさっさっさっ
いよいよ登り坂です。
目の前は砂の斜面
踏み締める足が
砂に沈みますので
ちょっとしんどいのですが
ここは頑張って
登りましょう。
さっ さっ さっ さっ さっ
はあ はあ はあ
無心になって登ります。
さっ さっ さっ さっ さっ
息が切れてまいります。
暑くなってきましたが
頂上はもう少し
さっ さっ さっ さっ さっ
突然、視界が開けます。
『馬の背』の尾根に到着いたしました。
美しい波打ち際に向かって
砂の斜面が、はるか下へと続きます。
彼方に広がる『日本海』
水平線の上には
真っ青な夏の空
まさに絶景でございます。
思い切って、来た甲斐がありました。
人々が、思い思いに
景色を眺めたり
写真を撮っておられます。
海からの風が
涼しうございます。
さて 引き返しましょう。
登ってきた砂の斜面を
今度は下ってまいります。
転げ落ちないように
慌てずまいります。
『馬の背』を下り切ると
砂丘の入り口に向かって
緩やかな登り坂が続きます。
さっさっさっさっさっ
さすがに汗が流れます。
時折『馬の背』を振り返りながら
砂丘の入り口を目指します。
さっさっさっさっさっさっ
砂丘の入り口につきました。
往復で20分ぐらいでしょうか?
無事に帰還できました。
スニーカーに溜まった砂を
砂丘に戻します。
『砂丘センター』で
1セット200円の『靴カバー』を
買ったほうがよかったかな?