『伊勢湾』に沿ってはしる
『国道247号線』を
『師崎』方面に向かうと
左手の山に
真っ赤な鳥居が
頂上に向かって
幾重にも並ぶ光景が
目にとまります。
その昔
『京都伏見稲荷神社』で修行を積み
神通力を会得された『荒熊大神』は
人々の悪縁を断ち切り
良縁をもたらした救済の神様として
この地に鎮座されておられます。
私達夫婦は
『ホテルレーシア南知多』様に
一泊二日でお世話になりました。
一夜明けてホテルの周囲を散策しますと
裏山には、赤い看板に黒い文字で
『荒熊神社』と書かれた
大きな看板が立っており
山の麓から頂上に向かって
目にも鮮やかな朱色の鳥居が
きれいに並んでおります。
一旦ホテルのお部屋に戻りまして
身支度を整え
『荒熊神社』へと参拝に参ります。
麓から頂上まで
人1人が通れるぐらいの
階段が続いており
人々が寄進した鳥居が
ずらりと並ぶ
圧巻の光景でございます。
一歩一歩階段を登って行くと
『内海』の街並みの向こうに
『伊勢湾』が一望できます。
山頂へとジグザグに続く階段を登り
幾重にも並ぶ鳥居をくぐり
頂上に辿り着きますと
美しいお社が建っております。
その昔『京都伏見稲荷神社』の『熊鷹池』を霊場とし
長年の修行により神力を身に着けた
『荒熊大神』を祀った『荒熊神社』
『縁結びの神様』としても
有名なのだそうです。
冬の暖かい日差しが降り注ぐ
穏やかな朝
朱塗りの欄干が美しい御本殿に参拝し
境内から横に伸びる小道を行きますと
鮮やかな朱色の鳥居があり
ここから『伊勢湾』が一望できます。
鳥居の正面には
大きな鈴が吊り下げられております。
『願掛けの鈴』
『伊勢湾』を一望しながら
鈴を鳴らして願いごとをすれば叶う
『大願成就』の鈴でございます。
雲ひとつない
真っ青な冬の空を背景に
目にも鮮やかな朱色の鳥居の下で
鈴を鳴らしながら
眼下に広がる『伊勢湾』に向かい
これからも
楽しい旅ができますように
願掛けいたします。
