『京浜急行三崎口駅』より
バスで15分
『油壺温泉潮観荘』に
私達夫婦は1泊2日でお世話になりました。
相模湾を望む静かな温泉宿で
ゆったりと癒されてまいりました。
『京浜急行三崎口』より
バスで約15分
降りしきる雨にけむる
『油壺温泉』ターミナルで降り
海に面した高台の道路を歩きます。
車もほとんど通らず
静かでございます。
やがて目の前に
横に広がる二階建てのお宿に到着
『油壺温泉潮見荘』でございます。
入り口を入り
傘をたたみ
見回せば老舗観漂う
ロビーでチェックいたします。
案内されたお部屋は
ロビーから一番離れた
2階の端のお部屋
扉を開け
傘立てに傘を置き
下駄箱に靴をしまい
間口から襖を開けると
それはもう
立派な和室ふた部屋
窓の外には
雨にけむる『相模湾』が
広がっております。
荷物を置き
浴衣に着替え
お茶を淹れて、ほっとひと息
たいへん静かで
心が和んでまいります。
窓の外から景色を臨めば
眼下に
鬱蒼と茂る林
その向こうには
雨にけむる『相模湾』が
広がっております。
小網代湾を臨む露天風呂
ひと心地ついたところで
温泉をいただくといたしましょう。
お部屋を出て
ロビー棟までゆき
2階から1階へ
さらにお風呂に続く階段をおります。
お風呂は
大浴場と露天風呂
露天風呂は
広めの岩風呂と
1人用の檜の樽のお風呂
岩風呂は海岸側に
丸太の枕が並んでおりまして
寝ながらの姿勢で
湯に浸かることができます。
小雨にけむる『小網代湾』を
彼方に眺めながら
雨に打たれながら
岩風呂に浸かります。
お湯は無色透明
熱すぎず
優しい感じでございます。
次は檜の樽の湯船に
ゆったりと身を委ね
風に揺れる椰子の木を
じっと見つめます。
お食事は一階の大広間にて
『三浦』の新鮮なお魚と
お野菜をふんだんに使った
心のこもったお料理
まずはビールで乾杯いたしましょう。
前菜は
お浸しに大きな海老
豪華でございます。
おつくりは
身の厚いマグロの赤身にトロ
プリプリの大きな甘えび
とろとろのサーモン
地酒の純米吟醸
『玉ノ光』とともに
思わずお酒もすすみます。
こちらは、おおきな海老天
お塩でいただきます。
さくっと衣の中から
ぶりぷりほくほくの身が
口の中いっぱいにひろがります。
粒も大きなあわび
バターで焼き
香ばしい香りとともに
いただきます。
海の旅館ならではの
新鮮で豪華な海の幸を
堪能いたしました。
一夜をゆっくり寝て過ごさせていただき
朝のお風呂をいただいたあとに
ふたたび大広間での朝食
ご飯にお海苔
サラダに蟹のお味噌汁
鯵のひらき
夕べはあんなにご馳走をいただいたのに
ご飯がすすみます。
『油壺温泉潮見荘』
この老舗の静かな旅館も
2024年3月15日
その65年の歴史に幕を閉じたのでございます。