モンゴル8日間の旅
2日目の朝を迎えました。
昨晩遅くに『ウランバートル』に到着し、
ここ『フラワーホテル』に車で移動しました。
昨晩は暗くてよくわからなかった街の様子も
一夜明けて空も明るくなり、いよいよ街とご対面でございます。
『ウランバートル』の街の第一印象は?
街で出会った人々は、どんな感じの方々?
『モンゴル』に到着して
まだわずかな時間しか経過しておりませんが
ホテル周辺を歩いて感じました事を
お話しさせていただきます。
現地時間午前6時前
(日本時間とは、マイナス1時間の時差がございます)
まずはベッドから起きだし
ホテルの部屋のカーテンをすこし開けてみます。
私の目に飛び込んできた風景は・・・?
『ウランバートル』の街の第一印象は、まるで旧『ソ連』?
飾り気のない、厳めしいコンクリートの建築物が建ち並んでいます。
日曜の早朝とあって、人はほとんど歩いていません。
まだ起きてこない家内を横目に、カメラ片手に、部屋のドアを静かに開けます。
勇気をもって、ホテルの周りを探検いたします。
8月だというのに、外は日本の11月下旬ぐらいの肌寒さに、思わず身を固くします。
お店の看板も道路標識も、みなキリル文字
鉄筋コンクリートのアパートが連なる路地を抜けると、大通りに出ます。
表通り沿いには、レストランやお店が建ち並んでおります。
厳めしいコンクリートの建物とは、印象が変わり
おしゃれで、洗練された印象でございます。
ただし、看板の文字は、ほとんどキリル文字です。
私達の日常生活で見慣れた表記は見当たらず
異なる文化圏にやってきたのだと、実感いたします。
まるで、ロシアに来てしまったような感覚でございます。
出会ったお兄さんは、意外とひょうきん?
人ももまばらな交差点で写真を取っておりますと
道路を走ってくるワゴン車の中から
男性がシャッターを押すしぐさをしながら
笑顔で私にお声がけくださいました。
モンゴル語はわかりませんが
『へ~い!おいらも撮ってくれよ~』
という感じでしょうか?。
急いで手を振ったのですが
一瞬にして走り去っていかれました。
モンゴルの方は
意外とひょうきんな方が多いのかもしれません。
さて、ホテルに戻りますと、家内も起きておりました。
1階のレストランで、朝食を頂きます。
部屋に戻って、テレビをつけますと
なぜかBSのNHK放送が入りました。
江崎アナウンサーをこんなところでお見かけするとは・・
東京は34度ですか?こちらは寒いです。
笑いをこらえて、コメディを鑑賞する人々?
チャンネルを替えると
地元のお笑い番組らしきものに出会いました。
でも、会場の観客の皆さんは、なぜか笑いをこらえているように見えます。
ちなみにモンゴルでは、男性は18歳から26歳までに
1年間の兵役義務がございますが
厳格なものではなく、一定の金額を納付したり
海外留学によって免除されるケースもあるようです。
『モンゴル』に到着しまして
まだ10時間と経過しておりませんが
コメディを鑑賞しても、あまり笑わない人々
人前で喜怒哀楽をあからさまに表現しないことを
美徳とする国民性なのでしょうか?
もしそうであれば、ロシアや、昔の日本の気質と
共通するものがございます。
その一方で
カメラを片手に歩いていた
明らかに外国人旅行者とわかる私にも
気軽に声をかけてくれたお兄さん
個々に接すれば、気さくでご親切な方々かもしれませぬ。
私が感じた『モンゴル』の人々への第一印象は
はたして、当たっておりますでしょうか?
これからの旅で、確かめてまいりましょう。
大都市ウランバートルから、いよいよ大草原へ
さて、いよいよ『ウランバートル』をあとに
はてしない大草原への旅が始まります。
午前9時。私たち一行は、ホテルのロビーに集合します。
ガイドのガナさんは、もうすでに運転手さんとともに
ホテルで手配した大量の水や食品、ビールなどを
ワゴン車の天井に括りつけています。
これから目指すのは、ウランバートルの西490キロ
ハンガイ山脈の麓、『キャンプ・ツァガンスム・そらのいえ』。
いよいよ、大草原への長い旅が始まります。
さて、さしあたってはドキドキワクワク
普段は、横浜でサラリーマンとして
普通の都会生活を営む私・・・
しかしながら、これより未知の領域
いよいよ、大草原への長い旅が始まります。
『ウランバートル』の中心部にある
『フラワーホテル』より
ワゴン車の空きスペースや天井に
水や食糧をたくさん積んで
いよいよ大草原の遥か彼方
『ハンガイ山脈』の麓
『ツァガンスム』を目指して
いよいよ出発です。
大草原でのゲルでの生活
いったいどんなものか
想像もつきませんが
ここまできた以上、もはや前に進むのみ。
期待と不安が入り混じった思いで
『フラワーホテル』を出発した時の想い出を
切絵の作品にいたしました。
小刀を使って、黒い紙に繊細な彫刻を施してゆく『切絵』の技法で
旅のエピソードを作品にしてまいります。
これらの作品が出来上がるプロセスを
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