熱帯とはいえ12月の『高雄』の朝は
少し肌寒い感じがいたします。
『台湾』5日間の旅の4日目
午前中に『高雄』の見どころ2箇所を訪れます。
一つ目は『高雄忠烈士』
『高雄』の港を一望できる『寿山』の上に建立された
戦歿者慰霊のお社でございます。
『台北』の『忠烈士』に比べれば規模は小さいのですが
梅の模様が描かれた白い門や、『故宮博物院』を彷彿させる本殿は
一見の価値がございます。
二つ目は『蓮池潭』
二つ並んだ塔の下にほ『龍』と『虎』が口を開けている
ユニークなモニュメント
『台湾』のガイドブックや旅行のパンフレットには
必ず載っているほど有名な場所でございます。
この二つの名所を順に巡ってまいりましょう。
愛河の流れる美しい街
2014年12月29日(月)
一夜明けた『高雄』の街
『アンバサダーホテル』の窓から、眼下に流れる
『愛河』と、彼方に広がる街を見下ろします。
とても美しい街です。
今日は、これから『高雄』市内を
見学し、新幹線でふたたび『台北』に戻ります。
ロビーでの集合時間が、
7時50分と、いつもより早めですので
6時には、レストランへ行き
朝食をいただきます。
まずは腹ごしらえ
『アンバサダーホテル』のレストラン
ビュッフェスタイルでございます。
スクランブルエッグやクロワッサンなど洋食に加え
おかゆなどの中華料理など、お料理も豊富でございます。
それにいたしましても
移動に次ぐ移動で
何もしていないようなのですが
結構スタミナを消費しているようで
ございます。
早朝早朝にもかかわらず
スクスクランブル・エッグ
ソーセージ
お野菜
ごはん
パン
お魚
フルーツにジュース
にコーヒーにと
自分でも信じられない程
もりもり頂いております。
日本を旅しておりましても
旅館で頂く朝ごはんを
すべて平らげ
お櫃もほとんど、空にしてしまう
ことがございます。
旅の時は、胃袋も大きく
なるのでございましょうか?
寿山忠烈祠へ
7時50分 ホテルのロビーに集合し
ガイドのヨウさんのご案内で
バスに乗り込み
『高雄』市街に出発いたします。
バスは、市街地を10分程走り
山の上へと登っててまいります。
山の頂上近くの駐車場でバスを降り、
頂上へと続く階段を登ると
展望広場がございます。
『高雄忠烈祠』
私共は宿泊したホテルからバスでまいりましたが
『高雄駅』から行く場合、56番バスに乗りまして
終点『情人観景台』で降ります。
所要時間は約30分
循環バスですので、帰りも同じバス停で乗車いたします。
寿山展望台
ここから、工業都市『高雄』の街並みを
一望できます。
高層ビル群の向こうに広がる、港と海
貨物船が、ゆっくりと行き来しております。
12月とは思えないほど
気温は暖かで
春の陽気でございます。
ここは、すでに『熱帯』
海を渡って300キロ南に進めば
『フィリピン』に到達いたします。
『忠烈祠』
革命や戦争で犠牲になられた方々の
御霊をお祀りする、お社でございます。
台北市内の『忠烈祠』に比べれば
規模は小さいのですが、
白の門に朱色の屋根は美しく
静かで落ち着いた佇まいでございます。
展望広場をあとに
ふたたびバスに乗り込み
山を下って、市街地に出ます。
蓮池潭の龍虎塔
『蓮池潭』
その名の通り、蓮の葉が一面に広がる
大きな淡水湖でございます。
湖畔には、七重の塔が2棟並んだ
『龍虎塔』が佇立しております。
こちらは、『高雄駅』からタクシーで15分ほど
アクセスもしやすい場所にございます。
この『龍虎塔』
台湾のガイドブックには
必ずといってよいほど
出てくる名所でございますが
実際に目にしますと
写真でみるよりも
意外と小さいのだなと
感じました。
湖畔から、塔に向かって
橋がジグザグに伸びております。
悪しきものはまっすぐにしかすすめない?
ガイドのヨウさんのご説明によれば
悪魔は、まっすぐにしか進めないため
悪魔が通れないように
橋をジグザグにしたのだそうです。
橋を渡りますと、向かって
左側の塔の下には、『龍』
右側の塔の下には、『虎』が
それぞれ大きな口を
開けております。
必ず龍から入り虎から出る
左側の『龍』から入り
右側の『虎』から出てくれば
悪しきものが払われ
清められるのでございます。
この反対は、タブーと
されております。
それでは、早速、『龍』の口から
中へ入ってみることと
いたしましょう。
壁一面に描かれた
歴史上の英雄や
絵物語の数々
まるでテーマパークのようでございます。
『虎』の口から、出てまいりました。
これで、悪しきものは祓われ
清められましたな。
ありがたや。
『龍虎塔』をあとに
『高雄』の駅に向かいます。
これより、『台湾高速鉄道』で
ふたたび『台北』を目指します。