『ロシア』の極東都市『ハバロフスク』へは
『成田空港』より約3時間のフライトで到着いたします。
思ったよりも近い『ハバロフスク』でございますが
VISAを取得したり、滞在先のホテルでもパスポートを提出したりと
少々敷居が高い印象もございます。
しかしながら、旅行会社のツアーに参加することにより
手続きをお任せしたり、ベテランの添乗員の方のご案内で
安心して『ロシア』への旅行を楽しむことが、できるのでございます。
『成田』出発から『ハバロフスク』に到着し『ロシア』に入国するまで
どのようであったのか、お話しさせていただきます。
S7シベリア航空でハバロフスクへ
2015年8月9日(日)
成田空港第二ターミナルでチェックイン
出国審査を終え、搭乗ゲートにまいります。
窓の外に待機する機体は、鮮やかな若草色です。
『S7シベリア航空』
『モスクワ』や『ノヴォシビルスク』、『イルクーツク』など
『シベリア』を中心に航空ネットワークを構成する
ロシアでは、国内線最大規模の航空会社です。
保有機体は、『エアバスA320』や『ボーイング767』など
現在では旅客機はすべて西側の機体
『ツポレフ』や『イリューシン』のような
旧ソビエト製の機体は、見られなくなりました。
『ハバロフスク』への飛行所要時間は
約2時間50分
意外と、近いとお思いになりませんでしょうか?
『ペレストロイカ』『グラスノスチ』によって
体制は変わったとはいえ
旧ソビエト社会主義連邦共和国時代の色が、なおも残っております。
ビザ取得に関しては、旅行日程を詳細に申告したりと
手続きが非常に難しいこと
ホテルでは、パスポートを提出し、滞在証明書を発行してもらい
外出時には、つねにそれらを携行しなければならないこと
場所によっては、撮影禁止のところも
少なからず存在すること
これらの要因は、『旧ソビエト地域』を訪れる人々の
ハードルを上げてしまっているのかもしれませぬ。
さて、機体に乗り込み
席に着き、シートベルトを締めます。
CAさんは、どなたも目を見張るほど
お美しい方々ばかりでございます。
飛行機は、定刻通り成田を離陸
極東都市を目指します。
時計を1時間進める
『ハバロフスク』は、『ウラジオストック時間帯』に
所属しますので、日本より1時間進んでおります。
時計を、1時間進めます。
機内では軽食も
軽食の、パンとチーズが配られました。
コーヒーとともに
おいしくいただきます。
航路上の気象は、おおむね良好
乱気流に会うこともなく
『ハバロフスク空港』に着陸いたしました。
入国審査にはロシア人も外国人も時間がかかる
機体を降りて、バスに乗り込み
ターミナルへ向かいます。
ビルに入り、通路を進み
入国審査のゲートに並びます。
窓口は、6か所ぐらいでしょうか?
審査を待つ人々の列はなかなか進みません。
ロシアの人々も
優先的に手続きしてくれるわけでもなく
私達外国人と同じように、並んでいらっしゃいます。
まあ、
ここは『ロシア』ですので
気長に待ちましょう。
『わしが、トルコに行った時
やはり入国審査で、大変待たされたよ。
列の後ろに並んでいた外国人が
なにやら大声で文句をいった。
そいつの番になったら
審査官に人一倍厳しくチェックされて
ほとんどパンツ一丁にされとったよ』
私達よりも年配のご夫婦の
ご主人が、誰に言うともなく
旅のエピソードをお話ししてくださいます。
お話しの調子が、なつかしく
思わずご挨拶させていただきました。
飯野ご夫妻
愛知県は瀬戸のご出身でいらっしゃいます。
そうですか。家内は、同じ愛知県で
豊橋の出身でございます。
列に並んでいる間に、ご夫妻とは意気投合
この後の旅の行程を
楽しく御一緒させていただくのでございます。
さて、飯野夫妻とおしゃべりしている間に
順番が回ってまいりました。
無事に、入国審査を終え
ハバロフスクの到着ロビーへ
添乗員の小林さんのご案内で
ツアー参加者12名がそろいました。
これより、バスで市内へと向かいます。