『アンナプルナ トレッキング』の玄関口として名高い
『ダンプス』の村
『ネパール』第二の都市『ポカラ』から
西に約15キロ離れた標高1,800メートルのこの村には
あらゆる国からトレッカー達が集まります。
『風の旅行社』様直営の隠れ家のように静かなロッジ
『つきのいえ』に到着した私達夫婦は
食堂でお昼を頂き部屋で一休みした後
徒歩で『ダンプス村』を訪問いたします。
彼方に連なる山々と斜面にどこまでも広がる棚田や
美しい衣装を着て山道を行く女性達
石の瓦屋根と白い壁が印象的な村の人々の御宅にも
お邪魔させて頂きました。
ラジェスさんのご案内で、私達夫婦は
ダンプス村を訪問いたします。
『つきのいえ』の門を出て、目の前の坂道を下ってまいります。
山々の斜面に広がる美しい棚田
ラジェスさんのご案内で、私達夫婦は
ダンプス村を訪問いたします。
『つきのいえ』の門を出て、目の前の坂道を下ってまいります。
坂の下には、小学校の校舎と、広い校庭が見えます。
小学校の横を通り過ぎ、さらに坂道を下ってまいります。
山の斜面に広がる棚田は、本当に美しい風景でございます。
どことなく、なつかしい風景でございますが
日本とは、スケール感が違います。
彼方に連なる山々、はるか下の渓谷など
3年前にモンゴルの大草原で感じたような
距離感が麻痺しそうな感覚でございます。
ダンプス村の人々
ヤギを連れて、道をゆくご婦人
畑で農作業をする人々
道端の期に登って、遊んでいる少年たち
みなさま、すてきな笑顔で
胸の前で合掌し、「ナマステ」と
ご挨拶してくださいます。
20分ほど山道を歩くと、
路の左手に、民家が見えてまいります。
背の低い、石の塀が両脇に続く
曲がりくねった小路を歩いてまいりますと
農家のお宅の庭に出ました。
石の屋根と、土の壁の家
縁側でくつろいでおられるご家族
庭先で、家畜の世話をされる娘さん
みなさん、「ナマステ」と
ご挨拶してくださいます。
石畳の路地を、家々を見ながら
歩いてまいります。
村を出で、また坂道に戻ってまいります。
山道から見渡すフェディの街
尾根沿いの道、はるか下には、
『フェディ』の町が広がります。
もしも夜、帰宅途中に酔っぱらって
歩いておりましたら、
足を踏み外して、落ちてしまいそうです。
もっとも、ここ『ダンプス』では、
東京や横浜とは違い
会社帰りに酔っぱらって歩く人など
いないことでございましょう。
おや、私立の学校でしょうか?
ロッジやお店もございます。
ほんの少しでございますが
『ダンプス』の村の方々と
触れ合うことができました。
約2時間の散策を終え
『つきのいえ』に戻ってまいりました。
待望の『露天風呂』
トゥルさんが、お風呂を沸かしてくださいました。
そう、この『つきのいえ』には
五右衛門風呂があるのでございます。
ネパールの人々は、お風呂に入る週間はございません。
しかしながら、『つきのいえ』は
『風の旅行社』さん直営のロッジ
お風呂好きな日本人のために
『パタン』の町で巨大な風呂釜をつくり
ここ『ダンプス』まで運び
2011年に、五右衛門風呂の、お風呂棟を
建てられたのでございます。
お風呂棟のドアを入りますと
脱衣所があり
シャワールームがあり
その奥が、露天風呂でございます。
今はあいにく、靄がかかっておりますが
冬の晴れた日などは
『アンナプルナ』の絶景を眺めながら
露天風呂に浸かることが
できるのでございます。
五右衛門風呂は、直径が1メートル半はありますでしょうか?
たっぷりのお湯に身を沈め
旅の疲れを癒します。
お湯につかりながら
竹やぶの向こうに広がる、『ダンプス』の空を見上げます。
それはもう、極上のひと時でございます。
いいお湯を頂き、さっぱりしたところで
食堂で、ディナーでございます。
食堂には暖炉もあり、
冬はここで、暖炉を囲み
ロキシ(ネパールの蒸留酒)を飲みながら
皆さん過ごされるのだそうです。
5月とはいえ、夕方になると
気温が下がってまいりました。
暖炉に火がくべられ、
食堂の中は、あたたかでございます。
まずは『エベレスト・ビール』で乾杯!
地元スタッフの方の手料理
『ダルバード』をいただきます。
『ダルバード』は、ネパールの代表的なご飯
お米の周りに、豆のスープやお肉、お野菜などを乗せ
頂くのでございます。
ネパールの方は、手を使って器用に
食べられるのですが
私達外国人のために
お箸やフォークも、ご用意してくださいます。
地元で採れた、新鮮な食材を使ったお料理に
食がすすみます。
ネパールの地酒『ロキシ』は
透明で口当たりがよく
大変美味でございます。
窓の外が、だんだんと暮れてまいりました。