『ロシア』 のナショナルフラッグキャリア
『アエロフロート』
自国『ロシア』はもとより
『ヨーロッパ』『アジア』と
巨大な航空ネットワークを有しております。
インターネットのレビューを見ますと
『料金は安いがサービスは今ひとつ』
というご意見を目にいたします。
そこで、実際に『アエロフロート』に乗ってみました。
『イルクーツク』から『ハバロフスク』へと向かう国内線でございます。
結論から申し上げれば、『サービスは良好』
でございました。
設備面では西側主要国の航空会社と変わらず
かつて『羽田空港』で見かけた『旧ソ連』製の旅客機
『ツポレフ』や『イリューシン』
明らかに西側諸国が保有する機体とは一線を画する特徴的な機体も
『ペレストロイカ』以降『エアバス』や『ボーイング』といった
私達が普段見慣れた機体に取って代わりました。
私達夫婦が搭乗した国内線の機体も『エアバス』でございます。
『設備』という観点では
世界の主要な航空会社との差は、ほとんど無くなりつつあると申せましょう。
機内の座席でございますが
『ロシア』の方は男性も女性も体格の立派な方が多いので
座席もそれに合わせて作られているようで
小柄な東洋人の私達には、ゆったりとかんじられます。
客室乗務員の方々は目を見張るほどお美しい
『アエロフロート』の客室乗務員の方々
みなさまどなたも、思わず息を飲むほどに
お美しい方々ばかりでございます。
しかしながら、にこりともなさいませんので
威厳がなお一層お美しさを増しておられるように感じます。
これは『ロシア』のお国柄で
勤務中に『笑う』ことは不謹慎とされてきたからでございます。
特に怒っておられるわけではございませんので、ご安心を
機内食はおしゃれ
真夜中の便でございましたがボックス型の機内食が出ました。
メニューは、肉か魚をチョイスできます。
お肉は、少々しょっぱいのですが
美味しゅうございます。
深夜であるにもかかわらず
すべて平らげてしまいました。
幾度か乱気流に揺れながら、
しばらくまどろみます。
シベリアの大地は、朝霧につつまれる
ふと気づくと、東の空が
オレンジ色に染まってまいりました。
霧に包まれたシベリアの大地が
たんだんと陽に照らされてまいります。
思えば4日前
シベリア鉄道に揺られ
3日3晩かけて走破した大地も
飛行機ならば、3時間と25分でございます。
飛行機は、まもなく着陸態勢に入ります。
『ウラジオストック時間帯』にはいりましたので
時計を2時間進めます。
午前6時15分
飛行機は、定刻通り『ハバロフスク空港』に到着
ロビーで、再びガイドのウラジミールさんが
出迎えてくださいました。
お懐かしゅうございます。
バスに乗り込み、早朝の『ハバロフスク』の街を走り
1日目に泊まった『インツーリスト・ホテル』に到着。
一旦解散となり、午後1時に再び
ロビーに集合予定でございます。
部屋に入り、シャワーを浴びて
ベッドで仮眠をとります。