モンゴル大草原の旅は砂漠あり、世界遺産ありと盛りだくさん!

モンゴル』8日間の旅の2日目

ウランバートルの街を出発し、西へと続く
穴だらけの幹線道路を

食料や水を満載したワゴンは、ひたすら走り続けます。

目指すは『モンゴル』で最も美しいとされる
『ハンガイ山脈』の麓『ツァガンスム』

大草原490キロを横断する旅は
さぞかし辛く、退屈な旅だとお思いでしょう?

私も、最初はそう思っておりました。

ところが

抜けるような、真っ青な空と
どこまでも続く、若草色の大草原の彼方に

突如出現した、砂漠地帯

さらに、世界遺産にも登録された
カラコルムの寺院

そして、ウランバートルを出発して
9時間半もの時間をかけて

辿り着いた『ツァガンスム』

モンゴルの、広大な草原は
さまざまに変化する、驚愕の大地でございます。

大草原に突如現れた砂漠地帯

『ウランバートル』を出発して
もう5時間ぐらい経ったころでしょうか?

見渡す限り若草色の大草原の風景は
突然、砂漠地帯に様変わりします。

『ブルド』に到着したのでした。

砂丘には、あちこちに車が停まっており
ここが有名な観光地であることがわかります。

さて、車に乗っているだけでも、お腹は空くもの。
ここで、待望のお昼ご飯です。

ガイドのガナさんが、お弁当を配ってくださいました。

気が付けば先ほどまで、どんよりとした雲は
どこかへ行ってしまったようです。

砂丘に座り
どこまでも続く青い空を見あっげながら、お弁当をいただきます。

生姜焼き弁当です。

きっと、フラワーホテルで作っていただいたのでしょう。

広大な砂漠を見ながらのランチは、なんと贅沢なことでしょう。

お弁当が、結構おいしかったのです。

家内のご飯も半分貰い、あっという間に平らげてしまいました。

ラクダを連れた人々

お腹もいっぱいになり、少し食休みをしておりますと
ラクダさんを引いた若い男性がやってきます。

『どうだい、ラクダにのってみないかい?』

せっかくのお誘いですが、申訳けありません。
私たちはここから、さらに西へとまいりますので
また次の機会に・・・

道なき道を爆走

ワゴン車は再び目的地を目指します。

ほどなく、一本道が二股に分かれます。

西方向と、北方向。私たちのワゴンは、北方向に向かいます。

ほどなく、舗装道路は終わり
土の上を、砂を巻き上げて進みます。

私たちのワゴンの他にも
数台の車が走る光景は
まるで『パリ・ダカールラリー』を思い起こさせます。

さて、モンゴルには
ウランバートル市
アルハンガイ県
オルホン県など
21の県(アイマク)がございます。

各県には、県庁所在地となる、都市があります。
都市の間を行き来する場合
陸路ですと、舗装道路の整備に力を入れているとはいえ
まだまだ整備が追い付いておらず

土の道路や、道すらない草原を横断するのが
現状のようでございます。

一方、国内には19の空港があり、
都市間の移動には、
この航空ネットワークを利用する方が、
日本の4倍の国土を保有するモンゴルを、陸路で移動するより
現実的なようでございます。

しかしながら、私がモンゴルを訪れた2013年には
ウランバートルからハラホリンまで定期便があったのですが
翌年5月に、エズニス航空が運航を停止したため
定期便はなくなり、今では陸路で向かうしか無いようでございます。

もし機会があれば、国内線にも搭乗してみたいものですが
この旅は、陸路で道なき道をゆき
モンゴルの広大さを、身をもって体験する旅でございます。

世界遺産の街『ハラホリン』

分岐点から、2時間ほど走った頃でしょうか?

『ハラホリン』の街に到着します。

木造の家が立ち並び、その向こうには、工場が建っています。

トタン板で囲われた家々を左右に見ながら
街を抜けると、草原の彼方に

たくさんの仏塔が立ち並ぶ城壁が見えてまいります。

『エルデニゾー』寺院です。

その時、大粒の雨が
ザーっと降ってまいりました。

ここには、旅の6日目に
改めましてゆっくり見学させていただきますので
ここは先を急ぐといたしましょう。

キャンプ・ツァガンスムを目指す

『ハラホリン』から、ワゴン車は突然
道を左に逸れ、大草原へと進んでまいります。

山脈が近づいたのでしょうか?
起伏も激しくなり、時には河を渡り
ワゴン車は西に進んでまいります。

行けども行けども
抜けるような青い空と
どこまでも広がる若草色の大草原、眩しいほどの太陽。

目印といえば
等間隔に立つ木の電信柱と、電線。

ドライバーさんは、これを辿っておられるのでしょうか?

悪路にゆられるたびに
ダッシュボードの上に置かれた、生卵のケースを、手で押さえます。

ウランバートルを出発して、約9時間30分。
大草原の彼方に建ち並ぶ、白く美しいゲル群を発見。

ワゴン車は、『キャンプ・ツァガンスム・そらのいえ』に到達したのでした。

 

 

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