台北を3時間で楽しむ-忠烈祠交代式と故宮博物院の肉と白菜

12月の終わりに『台湾』5日間の旅行をしております。

『日本』からも比較的近く
『日本語』も通じる『台湾』は
気軽に出かけられる外国のひとつではないでしょうか?

『台湾』実は4日間もあれば
いろいろな観光地を巡ることが可能でございます。

旅の2日目、午前中に『台北』の見どころをピンポイントで巡り
午後には別の場所にまいります。

ピンポイントで巡る場所とは、ずばり

『故宮博物院』
『忠烈祠』

この2箇所でございます。

『故宮博物院』

70万点を上回る所蔵品は、広大な博物館をもってしても
同時に展示すること能わず

常に陳列が変わっており、それらを一つずつ鑑賞するなど
また至難のことでございます。

ここは、

『翠玉白菜』と
『肉形石』

さえ観ておけば大丈夫

『忠烈祠』は
衛兵の交代式さえ観ておけば大丈夫でございます。

それではさっそく、まいりましょう。

忠烈祠

2014年12月27日(土)
台湾時間午前9時

ホテルのロビーに集合し
ガイドのヨウさんのご案内で
観光バスに乗り込みます。

バスは、雨模様の台北市内を
ゆっくりと走ってまいります。

『忠烈祠』は
『辛亥革命』や『大東亜戦争』で
犠牲になった方々の慰霊碑です。

白と朱色の、鮮やかな門には
左右に衛兵さんが、向かい合って
微動だにせず
台の上に立っていらっしゃいます。

ほどなくすると
門のはるか向こうの本殿から
5人の衛兵さんが
一列になって、靴音も高らかに
ゆっくりと行進しながら
こちらに近づいてこられます。

衛兵の交代式

門に立っておられる
2人の衛兵さん

そろって銃を持ち上げ
上下ひっくり返したり
回したりして
点検をされます。

そして、銃を互いに
向かい合った相手に投げ合い
交換します。

行進してきた衛兵さんたちが
門まで来られました。

2人の衛兵さんが、
台に立つ衛兵さんと
交代されました。

そして、本殿の方向を向き
そろって、ゆっくりと
はるか正面の本殿に向かって
行進をはじめます。

およそ20分
交代式が終わりました。

衛兵さんは、陸海空軍から
厳しい基準を満たした方が
選出されるのだそうです。

 

その凛々しい姿と
動きの美しさに
見とれておりました。

故宮博物院

アメリカの、『メトロポリタン美術館』
ロシアの、『エルミタージュ美術館』
フランスの『ルーブル美術館』と並ぶ

世界4大博物館の一つでございます。

この『故宮博物院』
所蔵する美術品は
約70万点といわれております。

これらの膨大な所蔵品は
1930年代
『蒋介石』率いる『国民革命軍』と
『中国共産党』率いる『中国工農紅軍』の
激しい戦いのさなかに
劣勢を強いられた『蒋介石』の指令により
段階的に台湾へと
運び込まれたのでございます。

 

『故宮博物院』には、
70万点の美術品が
すべて展示されている訳ではなく

定期的に、展示品が
入れ替えられているのだそうです。

『故宮博物院』を訪れるたびに、毎回
違う展示品が見られるということですな。

それにしても、膨大な数でございます。
すべての展示品を鑑賞するとすれば
いったい何年かかることでございましょう?

それにひきかえ
私達の滞在予定時間は
なんと約1時間。

ピンポイントで見てゆくしか
ございません、

広大な正面広場から
管内に入りますと

これまた夥しい人の数でございます。

混雑する博物館の中

ガイドのヨウさんのご案内で
管内を観てまわりました。

それでも、『故宮博物院』の
代表的な展示物

『肉形石』と
『翠玉白菜』は

見ることができました。

想像していたよりも
小さいものでしたが

『翠玉白菜』は
透明感のあるヒスイがとても美しく
瑞々しい白菜の葉っぱや
キリギリスの彫刻が
見事でございます。

『肉形石』は
鉱石とは思えない
不思議な質感をもつ
彫刻品でございます。

『故宮博物院』をあとに
バスで再び移動いたします。

レストランで、待望の昼食でございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ツアーでご一緒させていただいている皆さまと、
同じ円卓でおいしいお料理を囲みながら
お話しに花が咲きます。

皆さま、私達夫婦よりも
もっと先輩でいらっしゃいます。

そうですか、去年『マチュピチュ』へ?

高山病は、大丈夫でいらっしゃいましたか?

『若いひとは、忙しいですからね。
どうしても、日程が短くなって
急に高いところに登るから
具合がよくない。

私たち夫婦は、麓から
ゆっくりと日数をかけて
のぼりましたのでね。

高山病には、なりませんでしたよ。』

なるほど

大変貴重な情報をいただきました。

そうなのですね。

いつの日か、『マチュピチュ』を
訪れる日のために
参考にさせていただきます。

この後、『台北駅』から
列車に乗り込み
『花蓮』を目指します。

コメントを残す

*