富士急行ー富士山ビュー特急の1号車はサルーンのよう


今や『世界遺産』として
世界中から注目される
『富士山』

その裾野を疾走する
真紅の特急列車
『富士山ビュー特急』

『大槻駅』と『河口湖駅』26.6キロメートルを
約45分で結ぶ
『富士急行』の特急列車
『富士山ビュー特急』に乗りました。

真紅の車体に
『寄木細工』をアレンジした
インテリアは

あの『水戸岡鋭治』さんの
デザインです。

この珠玉の特急列車で
『富士山』の麓を走る45分の旅を

楽しんでまいりました。

真紅の車体と寄木細工の内装


外国からの観光客の方々で
ごった返す
『河口駅』

人混みを抜け

改札口を通り抜けると

優雅に弧を描く
流線型のボンネットの

真紅の列車が停車しております。

『富士山ビュー特急』

普通列車に比べますと

やや小ぶりな印象を受けますが
『富士山』の麓
『河口湖駅』から『大槻駅』までの

500メートルの高低差を
力強く走り抜けてまいります。

差し詰め
『箱根駅伝』の第六区
『芦ノ湖』から『小田原駅』までの
曲がりくねった山道を
駆け降りる選手のよう

乗車準備が整い

扉が開き車内に入ります。

客室に入ってすぐ

カウンターブースがあり

2人のキャビンアテンダントさんが
笑顔で迎えてくださいます。

インテリアは
『箱根』の『寄木細工』を
モチーフにしたような

繊細な白木の模様が
いたるところにあしらわれており

まさに『箱根』を連想させます。

1号車の座席は
『大槻駅』方面に向かって

右手が4人掛けのテーブル席

左手が2人掛けのテーブル席

運転席に近いところには

丸テーブルが置かれております。

私達夫婦は

4人掛けテーブルに
お邪魔させていただきます。

キャビンアテンダントさんが
ウエルカムドリンクを
サービスしてくださいます。

まろやかで濃厚な
もものジュース

列車は、観光客でごった返す
『河口湖駅』を出発し

『富士山』の裾野を走り抜けます。

富士急ハイランド駅

大人気の『富士急ハイランド駅』

ジェットコースターや
観覧車が見えます。

心踊る方々も多いのでは?
と思うのでございます。

家内もそのひとりなのですが

私ジェットコースターが
大の苦手でございます。

富士山駅

『富士山』への玄関口として
利用客も多い『富士山駅』

駅ビルは『キュースタ』という
商業施設になっておりまして

ビルの入り口
改札口へと通ずる入り口には

なんと赤い鳥居が
建てられているそうでございます。

『富士山駅』が近づいてまいりました。

カメラを持って

運転席の近くに移動いたします。

列車がホームに入線いたします。

前方は

車止めの向こうは改札口

ここが終着駅のようでございますが

列車が停止したあと

運転手さんは運転席を離れ

降車して最後尾の車両に

歩いていかれました。

そう

この『富士山駅』は

スイッチバックで

ここから進行方向が変わります。

下吉田駅

別名『荒倉山浅間公園駅』

駅舎も『水戸岡鋭治』氏の
デザインでございます。

都留文化大学前駅
『菁莪育才』を旨とし

教育の現場を担う多くの人材を
世に送り出してきた
『都留文化大学』の

最寄り駅でございます。

『富士山』の裾野という
素晴らしい環境での
キャンパスライフは

きっと充実した時間に
相違ございますまい。

大槻駅

『富士急』の始発駅であり
『JR東日本中央本線』との
乗り入れ駅でございます。

『富士山ビュー特急』は
ゆっくりと速度を落とし

『大槻駅』プラットホームに
真紅の車体を滑り込ませてまいります。

『河口湖駅』から
『大槻駅』までの1時間の列車の旅

降りるのがもったいない気が
いたします。