日本三景』のひとつ『天橋立』
『阿蘇海』より天に登る龍のような
全長3.6キロの松林を一望できる『笠松公園』より
ロープウェイ・観光船・列車を乗り継ぎまして
『琵琶湖』の沿岸にある『おごと温泉』を目指します。
『天橋立』より『宮津湾』の沿岸を経て
山中を抜け『京都』を経て
『琵琶湖』へと至る旅は
まさに見どころ満載でございます。
ご当地ゆるキャラ『かさぼう』は天界からのプロモータ
日本三景のひとつとして名高い『天橋立』を
一望できる絶景スポット『傘松公園』
その『傘松公園』の公式『ゆるキャラ』が
『かさぼう』でございます。
太古の昔、天の架け橋が倒れてきて
『天橋立』ができたときに
橋の一部とともに、ここ『傘松公園』に舞い降りました。
以来、この地にずっと住み着き、『天橋立』を
見守り続けております。
また、この地を訪れる人々を
優しくもてなしてくれる
『観光大使』なのでございます。
真夏の暑い盛りにもかかわらず
公園内を散策する人々に
愛嬌を振りまいてくれておりました。
ご苦労様でございます。ありがとうございます。
さて、『かさぼう』のいる『傘松公園』に
お別れを告げ
ロープウエイで山を下りてまいります。
傘松公園周辺の食べどころ・お泊りどころ
『つるや食堂』
古民家の佇まいが美しい食堂からは
『天橋立』が眺望できます。
名物『赤米うどん』は
『元伊勢龍神社』に奉納される『赤米』が使われております。
また『丹後のお宝丼』は
旬の烏賊・『アカモク』と呼ばれる海藻
地元でしか採れない『バイ貝』を
ふんだんに乗せたゴージャスな『丼』でございます。
『阿蘇海』ならではの珍しい食材を使ったお料理
私達夫婦は時間の都合上味わうことができませぬでしたが
またいづれ、次の機会に是非食べたく存じます。
『旅館一の家』
こちらも『天橋立』が眺望できるお部屋と露天風呂が魅力的なお宿
お料理は
『蟹のフルコース』や
『季節の会席料理』と
『天橋立』ならではの贅沢な食材を使って饗される贅沢なものばかり
いつか是非、お世話になってみたく存じます。
阿蘇海の船屋
『天橋立桟橋』に向かって右側
『阿蘇海』沿岸に『船屋』が並んでおります。
『溝尻地区』と呼ばれるこの一帯には
37件の船屋が現存し
『あさり』や『ハマグリ』
『イワシ』や『鰻』などの漁をされておられます。
『クロクチ』と呼ばれる『ハマグリ』に似た二枚貝は
ここ『阿蘇海』でしか取れない名物でございます。
ちなみに『天草』で獲れる『ムール貝』のような『ムラサキインコ』とは
まったく異なる種でございます。
ほどなくフェリーは、『天橋立桟橋』に到着。
列車の時刻まで、少々時間がございますので
桟橋の周辺を散策いたします。
白い砂浜と、美しい松並木が
先ほど訪れた『一の宮桟橋』まで続いていると思いますと
不思議な気がいたします。
もし十分な時間があれば
海を隔てた向こう側へと
3.6キロの松並木を歩いても、よいかもしれませぬ。
さて、駅前のお土産屋さんで
ビールと軽食を買い
駅のホームへとまいります。
特急はしだて4号で京都へ
13時48分発『京都』行き『特急はしだて4号』に
乗るのでございます。
改札を抜け、ホームに出ますと
おなじみの白い車体『特急はしだて4号』のお隣に
シャンパン・ゴールドに輝く
クールなパノラマ列車が停車しております。
『タンゴエクスプローラー』でございます。
聞くところによりますと
『タンゴエクスプローラー』は、2011年のダイヤ改正により
一旦、廃車となったあと
時折、団体専用車などの臨時列車として
この路線を走っているそうでございます。
これは、貴重な列車に出会えたことでございます。
『タンゴエクスプローラー』
一度乗ってみたいものだという思いを胸に
私達は、お隣に停車している
『特急はしだて4号』に乗車いたします。
列車は、『天橋立駅』を定刻に発車
このとき、座席の方向は、『豊岡』方面を向いており
後ろ向きに走る形となっております。
お隣の『宮津駅』で方向を変えまして
『宮福線』を、『京都』に向かって
前を向いて走ります。
山間の風景を進み、やがて『福知山駅』に到着。
おや、『丹後鉄道』のリゾート列車『あおまつ』が
美しいブルーの車体を、ホームの向こうに休めております。
列車は『福知山駅』を出発し
真っ青な夏空を背景に
緑眩しい山々を抜け、『京都駅』を目指します。
おや、渓谷に、屋形船が浮かんでおります。
午後4時過ぎ、列車は『京都駅』に到着。
大勢の人々が行き交う、駅構内を歩き
『湖西線』のホームにまいります。
地元の買い物のお客様や
通学の人々で満員の電車に乗り
これより、『雄琴温泉』までまいります。