ガガーリン公園の観光案内書

1 デッサン

まずは建物の輪郭を描いてゆきます。

丸いドームとパラソルのような屋根
多角形の壁と窓の輪郭を描きます。

多少デフォルメします。
デフォルメすることで、無機質な建物が
人格を持っているような雰囲気を出せるのでございます。

もう少しメルヘンチックな演出をいたしましょう。

建物の前にベンチを置き
座って絵本を読んでいる少女の
寄り添うお母さんを描きましょう。

写真とは異なり、絵ではこうした演出が自由自在でございます。

さらに、画面にもう少し動きを入れてみましょう。

建物の前の通りを行き交う人物を入れます。

画面右側には、のんびりと散歩を楽しむ若い男性

画面左側にはワンピース姿で颯爽と歩く若い女性

これで全体像ができました。

あとは、細部を描いてゆきます。

ドーム状の2つの屋根

美しいカーヴを描く屋根の骨組み

建物の壁と窓

これでデッサンが完了です。

2 カッティング

台紙(ラシャ紙の上にトレーシングペーパーを貼りつけデッサンしたもの)
をデスクマットの上に置き
デザインカッターで切ってゆきます。

まずは背景の森から行きましょう。

米粒のように葉っぱを一枚一枚切ってゆきます。

根気のいる作業ですので
飽きたら休みながら作業して行きましょう。

左側を少し切ったところで、建物のドームを切ります。

続いてパラソル状の屋根を切ります。

骨組みの部分は曲線の長いストロークで
トタンの部分は細かいランダムな多角形を切ってゆきます。

こうすることで表面の質感が出てまいります。

屋根を切り終わったところで、背景森の残りの部分を切ります。

空は、やや長い曲線でたなびくような空気感を出してゆきます。

これで約半分切り終わりました。

 

画面左側の歩く女性を切ってゆきます。

横顔ー髪の毛ーワンピースーハンドバックと
丁寧に焦らず切ってゆきます。

ベンチに座って絵本を読んでいる親子を切ってゆきます。

カッターの刃先を小さく動かしながら、慎重に作業して行きましょう。

建物の壁は、どうやら木造のようですので
横のストロークで木目の質感を表現します。

窓には、何かポスターを貼ってあるようです。

細部まで表現する必要はありませんので、
それらしく切ってゆきます。

画面右側の散歩する男性と
建物のエントランスを切ります。

これで切る作業が終了しました。

台紙の上のトレーシングペーパーを剥がします。

切ったラシャ紙をワトソン紙の上に置きます。

ラシャ紙とワトソン紙の間に
ペインティングナイフで糊を塗って、貼り合わせます。

3 彩色

まず太筆で画面全体にサッと水を塗ります。

こうすることで糊が馴染んでまいります。

画面全体に『パーマネントイエロー』
を塗ります。ハイライトになります。

空以外の部分を『バーントアンバー』で塗り陰影をつけてゆきます。

『プルシアンブルー』で同じように陰影をつけてゆきます。

これで下地塗りができました。

細部を塗り分けてまいりましょう。

建物の屋根を『マンガニーズブルー』で鮮やかに塗ります。

建物の壁は白なので、ワトソン紙の下地を活かしつつ
軽く『クリムゾンレーキ』で影をつけます。

窓に貼ってあるポスターをそれらしく塗り分けます。

 

人物は、お顔と手は『ヴァーミリオン』で

髪の毛は『ローアンバー』と『パーマネントイエロー』

目は『ウルトラマリンライト』でよろしいでしょう。

色白で金髪で青い目の『ロシア』の人々を
表現できました。

森は『ビリジャン』と『パーマネントグリーン』
空は『バジターブルー』で塗り完成です。