湖上の露天風呂ー鳥取県はわい温泉望湖楼



1.デッサン

黒のラシャ上の上に
裏面にデザインボンドをスプレーしたトレーシングペーパーを貼り
Bまたは2Bの鉛筆でデッサンしてまいります。

まずは湖面の水平線を決め
それに沿って建物の輪郭を描きます。

今回は右の温泉棟をややデフォルメしたくらいです。

渡り廊下を渡って温泉棟に向かう
浴衣の男性を描くことで

遠近感とスケール感が出てまいります。



画面左の『日本式温泉棟』と
渡り廊下の細部を描き込みます。



続いて画面右の『洋式温泉棟』の細部を描き込みます。

左右の温泉棟を結ぶ階段
『洋式温泉棟をの屋上に続く階段などは
細かい部分でございますが
根気よく描いてまいります。



『洋式温泉棟』を支える柱と
湖面の細かい波を描きます。

デッサンが終わりました。

2.カッティング

デッサンした黒のラシャ上とトレーシングペーパーをデスクマットの上に乗せ
デザインカッターで切ってまいります。

まずは画面左上の空から

私達夫婦が『望湖楼』を訪れました時は
あいにくの曇空で
時折小雨がぱらついておりました。

画面の左から右に
風で流される雲の感じを表現いたしましょう。

やや長い曲線で、雲を切ってまいります。




右の『洋式温泉棟』に刀が到達いたしました。
温泉棟の屋根を、細かい不規則な四角で切ります。



さらに『洋式温泉棟』の屋上へと続く階段を
細かい不規則な四角で切ってまいります。



階段の手摺りを、やや長い直線で切ります。



背景の雲を、やや長い曲線でさらに切ります。



『日本式温泉棟』の屋根を
規則正しい四角で切ります。




渡り廊下の手摺りと行燈を
やや長い直線と細かい曲線で切ります。



『日本式温泉棟』の屋根の梁を
やや長い曲線で、木目の感じを出して切ります。



浴衣の男性の後ろ姿

髪の毛は短い曲線
浴衣や手拭いはやや長い曲線で切ります。



男性が切り終わりました。




『洋式温泉棟』の前の浴衣の女性を
やや短い曲線で切ります。



『洋式温泉棟』の左側面の壁を
短い曲線で切ります。



『日本式温泉棟』の壁部分を
短い曲線で切ります。



2つの温泉棟を結ぶ階段部分を
長い直線と短い直線で切ります。

根気のいる作業ですが、焦らず丁寧に切ります。



『日本式温泉棟』の手摺り部分が切り終わりました。



『日本式温泉棟』のコンクリートの土台を
不規則な四角で切ります。



『洋式温泉棟』の壁を不規則な四角で
窓枠を短い直線、窓を短い曲線で切ります。



『洋式温泉棟』の欄干部分と
U字型のコンクリートの土台を切って行きます。



さらにコンクリートの土台を
不規則な細かい四角で切ります。



画面右の階段部分を
長い直線と短い直線で切ります。



渡り廊下の床部分を短い曲線で
欄干をやや長い直線で切ります。



渡り廊下が切り終わりました。

『洋式温泉棟』のまるで『マンモス』の足のような支柱を
不規則な細かい四角で切ります。




湖面の細かい波を、短い曲線で切ります。




カッティングが終了しました。



3.糊付

黒のラシャ上の上のトレーシングペーパーを剥がします。




ラシャ紙に付着したトレーシングペーパーの破片を
ブラシやデザインカッターの刃先で
丁寧に除去します。



黒のラシャ紙をワトソン紙の上に乗せ
ペインティングナイフを使って
ラシャ紙とワトソン紙の間に糊を塗り
両者を貼り合わせます。



4.ペインティング

太筆で、作品の上にサッと水を塗り
糊を馴染ませます。



まずは作品全体に『パーマネントイエロー』を塗り
ハイライトを作ります。



建物全体に『バーントアンバー』を塗り影をつけます。



『プルシアンブルー』でさらに影をつけます。



隠し味に『ヴァーミリオン』を塗ります。

『洋式温泉棟』の壁を『イエローオーカー』で塗ります。



建物の欄干を『マンガニーズブルー』で塗ります。
だんだんアクセントがついてきました。



柱を『パーマネントレッド』
『日本式温泉棟』を『ローアンバー』と『イエローオーカー』

建物や行燈のライトを『イエローオーカー』

湖面を『マンガニーズブルー』

空を『プルシアンブルー』と『クリムゾンレーキ』で塗り完成です。