さよならそらのいえ



1.デッサン

黒のラシャ紙の上に
裏面にデザインボンドをスプレーしたトレーシングペーパーを貼り
Bまたは2Bの鉛筆でデッサンします。

『キャンプ・ツァガンスム・そらのいえ』の
門の前に並んだ
スタッフ・ガイドの皆さんと
私達ツアー客一行

今回は、ほぼ写真の通りに
とくにデフォルメなどの演出は行わずに
描いてまいります。

まずは、門の前に並ぶ人物と
『そらのいえ』の看板を描きます。



背景の山々と大草原
ゲルを描きます。



デッサンが完了しました。

2.カッティング

黒のラシャ紙とトレーシングペーパーを
デスクマットの上に置き
デザインカッターで切ってゆきます。

まずは画面左上の空から
やや長い曲線で切ってゆきます。



この日は、どんよりと曇った空でしたので
水分を含んだ雲をイメージしながら
切り進めます。



木製の看板の支柱を、やや長い曲線で切ります。



看板の字体を、やや長い曲線で切ります。



文字は、わざとあまり判別できないよう
デフォルメして描いております。

文字を克明に描いてしまいますと
絵のイメージが損なわれると考えまして
いつもそのようにしております。



看板部分が、ほぼ切り終わりました。



現地スタッフのご家族のお嬢さん

キャンプは夏の間だけ開設されまして
その間は、スタッフの方はご家族とともに滞在されます。



お顔や髪の毛は、優雅な長い曲線で
お洋服はやや長い曲線でカットします。



後ろのお母さん

優雅な長い曲線でカットしてゆきます。



8月とはいえ、朝晩は5度ぐらいまで冷え込む『モンゴル』

皆さま、けっこう厚着をされておられます。



中央の家内と
ダンディな『ミスターキルギス』を
カットしてゆきます。

前回行かれた『キルギス』では
乗馬はされたそうなにですが、
山岳地帯が多く、思い切り走れなたったため
今回この『モンゴル』のツアーに参加されました。



さてここで
足元の草原を切ってまいります。

短い曲線で、草を切ります。



根気のいる作業ですので
休みながら、気長にまいりましょう。



画面左の背景の
山と『ゲル』
草原を切ってゆきます。



画面左側の、男の子をカットします。



男の子のお母さん



この方は日本語が大変お上手で

『レストランゲル』でのお食事の時や
朝に私達の『ゲル』にお湯の入ったポットを持ってきてくださったり
たいへんお世話になりました。



画面中央の『ミスターモンゴル』



『モンゴル』の大草原に魅了され
毎年何津になると『モンゴル』を旅行されるベテランの方

いろいろな情報を教えて頂き
『モンゴル』初心者の私達夫婦には
とても心強い存在でした。



さらに足元の草を切って行きます。



左の男の子の後ろのお兄さん
凛々しい感じを表現します。



画面右の、ガイドのガナさん

『モンゴル』の大学生の方で
『日本』にいらっしゃたこともあり
『日本語』が堪能でいらっしゃいます。

『モンゴル』の男性の方は
皆さま背が高く、がっしりしていらっしゃいます。



背景の山々や『ゲル』を切り進めます。




やや長い曲線で、空を切ります。



カッティングが終わりました。

ラシャ紙の上のトレーシングペーパーを剥がし
ブラシやデザインカッターの刃先で
トレーシングペーパーの破片を
丁寧に除去します。



3.糊付け

黒のラシャ紙をワトソン紙の上に乗せ

ペインティングナイフでラシャ紙とワトソン紙の間に糊を塗り
両者を貼り合わせます。



4.彩色

まずは太筆で、作品全体に水を塗り
糊を馴染ませます。



作品船体に『パーマネントイエロー』を塗り
ハイライトを作ります。

空以外の部分に『バーントアンバー』を薄くかけ
陰影をつけます。



『プルシアンブルー』でさらに陰影をつけます。
隠し味で、画面全体に『ヴァーミリオン』を薄くかけます。



『プルシアンブルー』で、雲間から覗く青空を塗ります。



人物の髪の毛やジャケットの襟
ズボン・ブーツ等を『プロシアンブルー』

顔や手を『ヴァーミリオン』で塗ります。



人物の服装を塗分けてゆきます。



大草原を『パーマネントグリーン』で塗ります。



キャンプの看板を『ローアンバー』
文字を『イエローオーカー』で塗り完成です。