小樽三角市場はやしやの海鮮丼

1.デッサン



黒のラシャ紙の上に
裏面にデザインボンドをスプレーしたトレーシングペーパーを貼り

Bまたは2Bの鉛筆でデッサンします。

カウンター席に出てきた『海鮮丼』を見て
喜びに満ちた家内と長女

『生ビール』を差し出す女将さん

調理台の大きなガスコンロで焼かれるニシン

壁に飾られているたくさんのサイン入り色紙



うまく構図が取れました。



『海鮮丼』はこの絵の中では
『ラーメン丼』のように大きいのですが

これは私の願望でございます。



2.カッティング

デスクマットの上にラシャ紙とトレーシングペーパーを置き

デザインカッターで切ってまいります。

天井部分の、不規則な細かい四角で切ります。



サイン入り色紙を、やや長い曲線で
それらしく切ってまいります。



壁の色紙が切り終わりました。



ビールサーバーを不規則な細かい四角で切ります。

女将さんの目元口元を細かい曲線で

額や頬、髪の毛を優雅なやや長い曲線でカッティングします。



画面左の窓枠をやや長い曲線で
ガラス窓は短い曲線で切ります。



家内の目元口元を細かい曲線で
頬や顎はやや長い優雅な曲線で
髪の毛はやや短い曲線でカッティングします。



手のラインを優雅な曲線でカッティングします。



長女の目元口元を、細かい曲線で
額や頬、顎のラインをやや長い優雅な曲線で

髪の毛を長い優雅な曲線でカッティングします。



三色丼の上に乗った美味しそうな鮭、マグロ、いくらを

短い曲線で切ります。



お腹が空いてまいりますな。

カウンター席の箸立てを、やや長い直線で切ります。

このようなアイテムが
作品の臨場感を演出してくれますな。



カウンター席が切り終わりました。



カウンター奥のステンレスの棚を
短い曲線で切ります。



コンロで焼かれる『ニシン』から
モクモク立ちのぼる煙を
やや長い曲線で切ります。

ああ、美味しそうでございます。



『ニシン』とコンロを
短い曲線で切ります。



カウンター奥の簾を
やや長い直線で切ります。



メニュウが書いてある立札
電子ジャーを短い曲線で切ります。



カッティングが終了しました。

ラシャ紙の上のトレーシングペーパーを剥がします。



ラシャ紙に付着したトレーシングペーパーの破片を
ブラシやデザインカッターの刃先で丁寧に除去します。



3.糊付け

ラシャ紙をワトソン紙の上に置き
ペインティングナイフでラシャ紙とワトソン紙の間に糊を塗り
両者を貼り合わせます。



4.彩色

太筆で作品全体に水を塗り
糊を馴染ませます。



作品全体に『パーマネントイエロー』を塗り
ハイライトを作ります。



作品全体に『バーントアンバー』を塗り
影をつけます。



『プルシアンブルー』で
さらに影をつけます。



画面全体に『ヴァーミリオン』を薄く塗ります。

これで下地ができました。

『三色丼』の『イクラ』や『サーモン』を
『ヴァーミリオン』で鮮やかに塗ります。



人物の肌は『ヴァーミリオン』の上に
『イエローオーカー』を少々

頬は『パーマネントレッド』を滲ませ
唇はやはり『パーマネントレッド』で
くっきり塗り分けます。

髪の毛は『プルシアンブルー』に
『バーントアンバー』を少々

『三色丼』の『マグロ』は
『パーマネントレッド』

『ホタテ』は『パーマネントイエロー』

『青紫蘇』は『パーマネントグリーン』で
鮮やかに塗り分けます。

柱やカウンターは
『ローアンバー』の上に
『イエローオーカー』

メニュウの立札は『マンガニーズブルー』

キッチンのステンレスの台は
『プルシアンブルー』の上に
『クリムゾンレーキ』

コンロの上で焼かれる『ニシン』の煙を
『チャイニーズホワイト』で塗って完成です。