中川温泉信玄館-横浜駅から2時間で行ける丹沢の隠れ宿



折からの『COBID-19』の影響で
なかなか移動も憚られるこのご時世

なんとか近場でも良いから旅に出たいものだと
どこか良いところはないものかと探しておりましたところ

ございました。

『丹沢』の山々に囲まれた『中川温泉』

『横浜駅』から電車を乗り継いで2時間とかからず
最寄り駅までは送迎していただけるお宿
『信玄館』様

その名の通り『武田信玄』が
戦で傷ついた兵達の療養のために開いたとされる
歴史ある温泉地でございます。

青空のもと
緑眩しい夏山に囲まれて露天風呂で
清流のせせらぎを耳に

柔らかな温泉に身を委ねますと
少なからず緊迫した日常を過ごし
知らず知らず溜まった心身の疲れがほぐれ
癒されてまいります。

豊かな山の幸をふんだんに使ったお料理と
美味しいお酒に
元気が湧いてまいります。

横浜駅から谷峨駅へ



『中川温泉信玄館』様まで
私達家族3人が移動した工程は
以下のとおりでございます。

横浜駅 13:38
↓ 相鉄線特急海老名行き
海老名駅 14:06 14:15
↓ 小田急線急行新松田行き
新松田駅 14:50
↓ 徒歩3分
松田駅 15:6
↓ JR御殿場線沼津行き
谷峨駅 15:19
↓ お宿の送迎ワゴン車で約20分
信玄館 15:45頃

かくれ湯の里信玄館



『JR谷峨駅』を出発したワゴン車は
山々を行く巨大な『東名高速』を潜り

『河内川』沿いの道路を登ってまいります。



車窓の左手に湖が

『丹沢湖』でございます。



美しい豊かな水をたたえた
広い湖でございます。

『丹沢湖』を通り過ぎ
まもなく『中川温泉』に

幹線道路から脇道に降りますと
『かくれ湯の里信玄館』に到着

立派な玄関をくぐり
フロントでチェックイン手続きをいたします。

前の日に印刷しておいた
『GOTOキャンペーンのクーポン』を提出し
無事にチェック完了。

1階のロビーから
3階のお部屋まで、階段を上ります。

エレベーターはございませんので
ご注意下さい。



お部屋は、落ち着いた雰囲気の
数寄屋造り

窓の外には、連なる『丹沢』の山々と
石灰岩の川岸を流れる『河内川』が広がります。

荷物を置き
浴衣に着替え
お茶をいただいて一息

やっと、旅に出られた喜びを
しみじみとかみしめます。

それでは早速
温泉をいただきましょう。



『信玄館』の温泉は
2階に露天風呂付きの大浴場『夢幻の湯』

1階には、岩場の露天風呂『千石の湯』
こちらは
07:00:09:30 男性
11:30:16:50 男性
17:00:21:00 女性
21:10:22:30 男性

となっております。

そして、3つの無料貸し切り風呂
『山色の湯』
『水光の湯』
『丹青の湯』

20:30まではフロントにてご予約
21:00?翌10:00までは
浴室の鍵が空いていれば
中から施錠して利用できます。

無料貸し切り風呂は
1回最大45分となっております。

まずは大浴場『夢幻の湯』へ

洗い場で体を流し
露天風呂へ

こちらは『寝湯』になっております。
目の前に広がる夏山と青空を見上げ
川のせせらぎを耳にしながら

湯船に横たわります。

ああ極楽

お湯は透明で、サラサラと優しい感じです。

1階の露天風呂『千石の湯』

岩風呂の中に身を委ね
見上げる『丹沢』の夏山

なんと風情のあることでしょう。

『COBID-19』による警戒が続く日々のなかで
少なからず疲弊していた心と体が
癒されてまいります。

おや、まもなく16時40分

交代の時間が近づいてまいりましたので
湯から上がり
身支度をし
お部屋にもどります。

家内と長女が温泉に行っている間
椅子に座って山々をぼんやり眺めたり

畳の上にごろりと横になり
河のせせらぎに耳を傾けたり

幸せなひとときを過ごします。



山の幸をふんだんに使った極上のお料理

さて待望の夕食は

1階の広間『風の陣』でいただきます。

『葉月のお品書き』

先付 鰊(にしん)のマリネ
前菜 生ハムチーズ巻き
手長海老甘露煮
焼茄子豆腐
公魚山椒煮
お造り 鮪 勘八 甘海老 サーモン
彩海草麺 大葉 山葵
焼物 鮎の塩焼き
人参カステラ
煮物 焼湯葉含ませ煮
牛肉小袖巻き
里芋 海老
揚物 鱚天婦羅 ズッキーニ
獅子唐 ヤングコーン
天山 天つゆ
火の物 牛陶盤焼き
牛ロース ブロッコリー
人参 インカの目覚め
バター ポン酢
今回の旅の特典としまして
牛しゃぶ
食事 白米
汁物 赤だし
なめこ 豆腐

香の物 御新香
デザート ベリーケーキ





おお先付の『鰊のマリネ』
『鰊』をいただいたのは
いつ以来でしょうか?

『北海道』など北の方面に行かないと
なかなか出会うことが出来ないお魚でございます。

『サハリン』で食べた
『セリョートカ・フォト・シューボエ(毛皮を着た鰊)』
を思い出します。



美しく繊細な品々が集う前菜

『手長海老の甘露煮』は珍しく
尻尾まで柔らかく頂けます。



新鮮なお造りに
ビールや日本酒が進みます。





『鮎の塩焼き』は
身がとても厚く、ほくほく

頭と骨を残し
綺麗に頂きました。

山の温泉ならではのお料理でございます。



こちらも身の厚い『鱚』の天婦羅



『牛の陶盤焼き』は
もはや、とろけそうな美味しさ



ここで、『牛のしゃぶしゃぶ』が出てまいります。

牛肉がたっぷり!
こんなにゴージャスな『牛しゃぶ』は
出会ったことがございませぬ。



たっぷりの牛肉を
『足柄茶』でしゃぶしゃぶいたしまして

『ポン酢』のタレか、もしくは
『梅酢』のタレで頂きます。

私は、『梅酢』のタレの爽やかな酸味と風味に
たいへん魅了されました。

これだけ頂きましても

ご飯がどんどんすすみます。

美味しい赤だしのお味噌と
御新香を頂き

お茶でひと息

ベリーケーキを頂きます。



お腹いっぱいでございます。

ごちそうさまでした。

夜の露天風呂もまた格別

柔らかな明かりに灯された
湯面や岩肌

黒々と浮かぶ山々のシルエット

上空には満点の星々

おや、夜空をゆっくりと移動する光が

飛行機が飛んで行きます。

いつかまた各地を
国々を安心して移動できる日が
訪れますように

無料貸し切り風呂へ

一夜明けまして

山々や渓谷が
夏の光に輝いております。

起きがけに露天風呂に入らせていただき

そのあと朝食をいただきます。



美味しいご飯とお味噌汁

嬉しい焼き鮭は
皮まで頂きました。

朝からもりもりと
食が進んでまいります。

朝食の後

チェックアウトまで若干の時間がございますので

3つある『無料貸し切り風呂』をのぞいてみます。

鍵が空いていれば、利用可能でございます。

幸い人がおらず
短い時間でしたが

3つともお風呂に入れました。

『丹青の湯』は石の四角いお風呂

『水光の湯』は檜の丸いお風呂

『山色の湯』は檜の四角いお風呂

どのお風呂もそれぞれに赴きがございます。

私は、檜の四角いお風呂『山々の湯』の
檜薫る落ち着いた雰囲気が特に気に入りました。



『横浜駅』から電車で2時間で行ける
『中川温泉』の老舗『信玄館』様

奥深い『丹沢』の山々に囲まれた『秘湯』でございます。

是非一度、足をお運びくださいませ。