公募展の醍醐味とは?奈良県文化会館の一線美術展に行ってみた



2019年秋

『上野』の『東京都美術館』で開催された
『第70回一線美術展』において
私の作品はみごと『会友賞』を受賞いたしました。

さらに『名古屋』『奈良』巡回展の作品にも
選出されました。

『巡回展』の選抜は、初めてでしたので
思い切って、夫婦で『奈良』に
『巡回展』を観に行くことにいたしました。

格安の『関西』一白ツアーに申し込み
『大阪』市内に宿泊した翌日

『近鉄電車』で『奈良』へ

『巡回展』会場の『奈良県文化会館』は
大変立派な建物で

このような展覧会場で
自らの作品を展示して頂き
他の方々の力作を間近で鑑賞できることは
『公募展』ならではの醍醐味でございます。

奈良県文化会館

『大阪』の『難波駅』より
『近鉄電車』で約1時間


途中駅『西大寺検車区で
ホームに停車するいろいろな特急車両に
ひとしきり感動いたしましたあと

到着しました『近鉄奈良駅』より

『奈良県文化会館』までは
徒歩5分ほどでございます。



澄み渡った青空に
紅葉が眩しいほどの『奈良公園』の一角

『奈良県文化会館』の立派な建物が見えてまいります。


1,300人余りを収容できる『国際ホール』は
音響効果に大変優れ
数々のクラシックコンサートが開催されます。

展示室が1階と2階にそれぞれ2つずつ

大小会議室や和室などもございます。

一線美術展

ロビーに入りまして
廊下を進んで参りますと

ありました。

『一線美術展』

AB2つの展示室を使用し
『巡回展』とはいえ、かなり大きな規模でございます。


しかも、嬉しいことに
入場無料

さすがでございます。


会場受付に座っておられる方々は
『一線美術会』の『関西支部』の方々でしょう。

毎年秋に『東京都美術館』で行われる『一線美術展』には
全国の支部の方々が、力作を出品されます。
展覧会期中に開催される表彰式や懇親会で
各支部の方々とお話しする機会がございますが

地方からの出品となりますと
搬入搬出の運搬費用や
展覧会場への移動費や滞在費など

東京近郊に住んでいる私とは
比べものにならないくらい
大変でございます。

今回は、私が都心部から出かけてまいりました。

静かで広々とした展覧会場を
観て周ります。

『東京都美術館』の展覧会で受賞された作品のほかに
この展覧会のために描き下ろされた新作もあるようです。

私の作品は、B室の中ほどに展示されております。


ご年配のご婦人お二人が
私の作品をご覧になっています。

『うわ?、細かい。』
『吸い込まれそう。どうやって描いたのかしら?』

そんな会話が、聞こえてまいります。

このような立派な会場で、作品を展示して頂き
大変感謝しております。

『横浜』からはるばるやって参った甲斐がございました。



毎回、公募展への出品は
私にとりまして、一大イベントでございます。

『東京都美術館』への出品ともなりますと
150cm×110cmぐらいの大作を
半年がかりで仕上げます。

私、車運転できませぬので

絵は丸めて

DIYで作成した組み立て式の額に括り付けて

電車で『上野』まで運び
現地で組み立てて搬入するという方法をとっております。

どうしてこのように苦労してまで
公募展に出品するのかと申し上げますと

『東京都美術館』の広大な壁面に、自分の作品を
他の作品郡と一緒に並べられることにより

自分の作品を客観的にみることができるからでございます。

描きたいものを
好きなように描けば良いのですが

1人の世界で描いておりますと
どうしても、自己満足に陥ってしまいます。

展覧会場で、周りの作品と渡りあい
圧倒させてゆくためには
気迫をもって作品を制作しなければなりませぬ。

その意味では、『展覧会』は
『本番試合』でございます。

もちろん、この『極東切絵紀行』のように
作品をブログやSNSで発表することもできますが

展覧会会場に展示された実物の作品を観ることで
作品の放つオーラを、直に感じ取ることができます。

そして何よりも
他の優れた数々の作品に触れることにより
『ああ、すごい』とか
『ああ、してやられた』というように
感動と刺激を貰うことができるのです。

あなた様も、ぜひ一度
公募展に出品なさっては如何でしょうか?














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