『成田ビューホテル』で1泊した翌日
『成田山新勝寺』にお参りをいたします。
『JR成田駅』から『成田山新勝寺』まで
約1キロにわたる表参道
『鰻屋』や『酒屋』
『金物屋』に『薬屋』
『お土産物屋』など、老舗の店舗が軒を連ねる風景は
歩いて観るだけでもその価値充分ありでございます。
その見どころを紹介させて頂きます。
成田ビューホテルからJR成田駅へ
『成田ビューホテル』から『JR成田駅』までは無料送迎バスがございます。
途中『イオン』に寄りまして、所要時間は約40分でございます。
『JR成田駅』に降り立ちまして
『花咲町』『上町』
『仲町』『幸町』を通りまして
『成田山新勝寺』を目指します。
7月上旬であるにも関わらず
もはや猛暑ですが、『表参道』には沢山の方々が詣でておられ大変な賑わいでございます。
藍澤証券成田支店
証券会社のオフィスも、瓦屋に白壁の立派な造りでございます。
さすがは『成田さん』のお膝元と感服いたします。
鷹匠本店
『成田山御用達』の『漬物』の老舗
『鉄砲漬』や季節のお野菜を使った『浅漬け』など銘品が並びます。
長命泉
『成田山』の参拝客が、この蔵の水を飲んだところ
たちまち病気が治ったという伝説がある
『成田山』の地酒の老舗でございます。
鰻屋
『成田山』には60もの『鰻屋』の老舗がございます。
『元禄時代』より庶民の間で『成田山』への参拝が盛んとなり
この地では、長旅で疲れた参拝客を
『印旛沼』で採れた川魚
特に滋養のある鰻でもてなしたことから
『鰻屋』が軒を連ねるようになり
今日まで、その秘伝の味を守り続けておられます。
店先の炭火焼の台で『鰻』を焼く光景と
漂ってくるタレの香ばしい匂いに
思わずお腹が空いてまいります。
大野屋
『江戸時代』中期に創業した旅館
楼閣のある現在の建物は、昭和10年に建てられ
『国の登録有形文化財』に指定されております。
お食事処として営業されておられますが
畳114畳の大広間や能舞台を見学できるツアーもございます。
多津美
『成田山新勝寺』の真ん前にあるお蕎麦屋さん
真夏の炎天下を歩いて来た私達は
店頭で鰻を焼く炭火の煙に覆われた鰻屋さんよりも
涼しげなお蕎麦屋さんに足が向いてしまいます。
お席について、まずは生ビールを注文
続いて『せいろとミニ鰻丼セット』を注文いたします。
生ビールが体に染み渡ります。
『せいろそば』はさっぱりとしてコシがあり
『鰻』は身もふっくらで、大変美味しゅうございます。
おや、壁に一品料理のメニュウが貼られております。
『鯉の洗い』を注文いたします。
『味噌ダレ』につけて、さっそくひとくち
『鯉』は身が締まっており、臭みが全くございません。
『味噌ダレ』は甘くなく、ほんのりと辛子の風味が絶妙で
驚くほど美味しゅうございます。
『多津美』様
実は、後でわかったことですが
2017年12月31日にテレビ東京で放映された
『孤独のグルメ大晦日スペシャル』で
井之頭五郎さんが訪れ『せいろそば』を召し上がったお店でございます。
お店の二階のお座敷で、井之頭五郎さんが
偶然にも瀬川瑛子さんをお見かけし
お蕎麦をいただく様子が、生中継で放映されました。
下田康生堂パン茶屋
古風な外観と『コッペパン』のメニュウが目を惹くお店
店内に入りますと美味しそうな『コッペパン』や『揚げパン』が並んでおります。
『コッペパン』は
『あんバター』『イチゴジャム』
『ピーナッツクリーム』などのスイーツ系の他
『タマゴサラダ』『ツナサラダ』『ハムトマト』などのお惣菜系のメニュウもあり
注文するとその場で作ってくださいます。
そして、なんと申しましても
『うなぎパン』
このお店でしか買えない逸品でございます。
パンの中には、なんと鰻の蒲焼きが入っております。
鉄砲漬と山椒と相まって、大変美味しゅうございます。
お店の奥にはテーブル席もございますので
店内でもお召し上がりいただけます。
この時期、土用の丑の日の1ヶ月間は
『うなぎ祭り』が開催されており
お店でお買い物をしますと、千円ごとにシートにスタンプを押してくれます。
スタンプ3個を一口として、豪華賞品が当たる抽選会に応募できます。
お店のおかみさんは大変ご親切な方で
私達参参拝客を暖かく迎えてくださり
応募用紙を書くためにテーブルを貸してくださったり
書き終わった封筒を投函してくださいました。
『今日はこんなに暑いのに参拝する人がいっぱいで、びっくりしました』
などと世間話をしながら、楽しくお買い物をしました。
おかみさん お世話になりました。
ありがとうございます。
またお邪魔させていただきます。
ル・タンドール
本格的な『フレンチ』をカジュアルに楽しめるお店
『JR成田駅』より『新勝寺』に向かって表参道を進み
右手にパン茶屋『下田康生堂』様が見えたら
向かいの左手の小道に入ってすぐのところでございます。
明るく落ち着いた雰囲気の店内にお邪魔し
席に落ち着きます。
『ランチコース』をお願いいたしますと
まず出てきたのは、焼きたてのパン
その美味しさに思わずびっくり!!
バターをつけずそのまま頂いても
じゅうぶんに美味しい
お店のマダムにお伺いしたところ
すべて自家製のパンだそうです。
気がつけば、種類の違うパンを3種類ほど
頂いておりました。
このパンを頂くだけでも
『成田』に足を運ぶ価値ありでございます。
前菜に続いて出てきたメインディシュ
とろけるような柔らかで香ばしいお肉と
芳醇なソース
本当に幸せでございます。
もはや、お腹いっぱいですが
不思議とデザートは入るもの
熱いコーヒーとともに
ゆったりとした時間を過ごさせていただきます。
『ル・タンドール』様
創業は昭和4年
洋食屋『金時』としてオープンして以来
地元の人々に愛される洋食屋さんとして
歩んで来られました。
『ル・タンドール』とは
『金の時』という意味
美味しい本格的な『フレンチ』を
嬉しいお値段で気軽に頂きます。
まさに、『黄金の時』を過ごさせて頂きました。
さて、『ル・タンドール』様
『太鼓祭り』の時には
お店の前に屋台ブースが設営されます。
生ビールやワインも販売されますが
中でも気になりましたのが
『うなにーに』
鰻入りのパニーニでございます。
1個450円
早速注文しますと、その場で焼いてくださいます。
アツアツの『うなにーに』
外はパリッとしたパニーニ
中からとろけるような鰻がでてまいります。
まさに『成田山』ならではの名物グルメでございます。
幻のクリームパン
人々で賑わう『表参道』から
『西参道三ノ宮通り』へと参りますと
右手に昔ながらのパン屋さんがございます。
『佐久間菓子店』様
一歩お店に入りますと
美味しそうなパンが
ショウケースに沢山並んでおります。
中でもひときわ惹かれますのが
『幻のクリームパン』
三日月型のバンズの中に
溢れるほどのカスタードクリームが
挟まっており
『アンナプルナサウス』の雪のような
パウダーシュガーがトッピングされております。
お値段はなんと
驚きの140円
柔らかなバンズの中のクリームは
香ばしいバニラの風味たっぷりでございます。
『豆大福』のほうは
本日は売り切れ
また次回訪れた時に
購入できることを願いつつ
お店を後にいたしました。
後日、ふたたび『成田』を訪れる機会がございまして
『佐久間菓子店』様の
『豆いっぱいの豆大福』を買うことができました。
ケースに入った『豆大福』は、ずっしりヴォリューミイ!
手に取って食せば
柔らかいお餅のなかから
あんことともに
大粒の豆がたくさん
あんこのほどよい甘さと
お豆の塩気が、それはもう絶妙でございます。
指先も口元も
粉だらけにしながら
幸せに浸っております。