『群馬県渋川市』市街地から西へ約2キロ
『平沢川』に沿って伸びる山の斜面に
8,000株の『紫陽花』が咲き乱れる
『小野池あじさい公園』
その美しさに思わず息をのみました。
小野沢平左衛門は博学にして行動果敢
寛政3年(1791年)
『上野(現在の群馬県)渋川』に生まれた
『小野沢平左衛門(おのざわへいざえもん)』は
『江戸』にて学問を学んだ後、帰郷して私塾を開きます。
『小野沢平左衛門』は治水灌漑にも熱心に取り組み
当時水量の少なかった『平沢川』の沿岸に
貯水池を作ることを提唱し、これを実行しました。
この貯水池ができたおかげで
この地域の水田には稲作に充分な水が供給され
豊かな実りをもたらすようになったのでございます。
この貯水池は、後に『小野池』と呼ばれるようになり
現在では釣りもできる市民の憩いの場として開放され
恵みの池は市民の憩いの場に
さらに池の周辺と『平沢川』に沿った一帯に
8,000株の『紫陽花』が植えられ
毎年6月から7月にかけて迎える見頃には
多くの人々が訪れます。
私達夫婦は『さくらんぼ狩り日帰りバスツアー』の帰り道にここを訪れました。
駐車場から道路沿いの坂道を下り
横断歩道を渡ると
『小野池あじさい公園』の入り口です。
『平沢川』に沿った山の斜面には
美しい薄青紫色の『紫陽花』が咲き乱れ、それがどこまでも続いております。
沿道に沿って歩を進め『紫陽花』を堪能いたします。
右手に階段が伸びております。
上がってまいりましょう。
階段を上りきりますと
『小野池』が見えてまいります。
森に囲まれた静かな場所に、豊かな水を湛えた池
ひっそりと落ち着いた雰囲気でございます。
貯水池を後に、再び『平沢川』の方に降りてまいりましょう。
薄青紫色の『紫陽花』に混じって
ピンク色の『紫陽花』も咲いております。
『平沢川』の沿道を下り
入り口に戻ってまいりました。
園内一周約30分程度でしたが
見事な『紫陽花』を充分堪能できました。
『小野池あじさい公園』は
『JR渋川駅』よりバスで5分
『あじさい公園前』で下車し徒歩1分
入園は無料でございます。
『紫陽花』の見頃である6月から7月は
梅雨の時期ですので、雨具をお持ち頂くと安心でございます。
また山の斜面で所々滑りやすい場所がございますので
スニーカーなど歩きやすい靴でお出かけくださいませ。