『ルアンパバーン』の現地クルーズツアー
『ナヴァ・メコン・パクウー洞窟クルーズ』に参加しております。
大型リバーボート『ナヴァ・メコン号』は
褐色の雄大な『メコン川』をさかのぼること約1時間
『バーン・サン・ハイ』の村に寄港いたします。
木の桟橋から岸辺の坂道を登ってまいりますと
お酒の蒸留所があり、店頭でお酒を販売しております。
ラオスの焼酎やワイン
昆虫やヘビの入ったお酒など
見ているだけで楽しくなってまいります。
さらに進むと、鮮やかな織物を
たくさん揃えたお店が連なり
そのさらに奥には、立派な寺院がございました。
『バーン・サン・ハイ』の村をあとに
『ナヴァ・メコン号』はさらに『メコン川』をさかのぼります。
流れの正面に、突然現れた
屏風のような絶壁
その真ん中には、鬼の口のような洞窟が・・
驚愕の『パクウーの洞窟』が
視界いっぱいに迫ってまいります。
バーン・サン・ハイの村
クルーズ船『ナヴァ・メコン』号は
褐色の『メコン川』を、ゆっくり北上します。
『ルアンパバーン』を出て1時間ほど
船は、川岸の桟橋に停泊いたします。
12月とは思えない、強い日差しの中
船を降り、桟橋から、山へと続く道を、登ってまいります。
さまざまなお酒の瓶が並ぶお店
その向こうには、鮮やかな織物が並ぶお店が続きます。
『サング・ハ』の村でございます。
お店の女性に、思い切って尋ねてみます。
『ニーメン・パー・マイ・ラオ?(これは、ラオスシルクですか)』。
『ニーメン・パー・ファイ(絹ですよ)』。
『ニャム・ライ・ノ!タオダイ?(素敵ですね。おいくらでしょうか?』。
『ホック・シップ・パン・キップ(6万キープ・(だいたい900円ちょっと)で。)』。
『アオアン・ダイ(これください)』。
ラオス語のテキストと、ほぼ同じ会話でございます。
やってみるものですな。
村の中心地には立派な寺院が
両側に、鮮やかな織物の並ぶお店が、軒を連ねる道を
さらに奥に向かって、進んでまいります。
立派な、寺院が建っております。
尖ったオレンジ色の屋根に、白い壁
澄み切った青い空に、美しく映えております。
寺院を抜けると、さらに道が続き
織物のお店も続いておりますが、
そろそろ出航の時間を気にしつつ
戻るといたしましょう。
試飲もOK!ラオスの珍しいお酒の数々
寺院の境内を抜け、織物のお店が並ぶ道を抜け
村の入り口までまいりますと
先ほどの、お酒のお店がございます。
店先に並ぶ、お酒の小瓶
中には、ヘビや昆虫が入った瓶もございます。
みせのご主人が、試飲をさせてくださいます。
『ラオラオ』
ラオスの焼酎でございます。
意外と口当たりが良く、美味しゅうございます。
お米のお酒
さっぱりとした口当たりでございます。
ラオスの赤ワイン
色は、ロゼにちかいような
少々透明度のある赤でございます。
こちらも、マイルドで飲みやすいですな。
それでは、ラオラオと、赤ワインの小瓶をいただきましょう。
一本20,000キープ(だいたい300円ぐらい)と
お値段もお手頃でございます。
驚愕のパクウー洞窟
さて、桟橋に戻り、再び『ナヴァ・メコン』に乗船いたします。
船はゆっくりと桟橋を離れ、ふたたび『メコン川』を北上いたします。
30分ぐらい進んだ頃でしょうか?
目の前に、切り立った崖が出現します。
船は、崖に向かって進んでまいります。
崖が、壁のように立ちふさがり、視界を覆ってまいります。
壁の真ん中に、鬼の口のような
ぽっかっりと穴があいております。
穴に向かって、階段が続き
人々が上り下りしております。
崖の下、水面には、たくさんの細長い船が
停泊しております。
『パーク・ウーの洞窟』でございます。
船は、崖に沿った桟橋に停泊します。
下船し、桟橋に立って上を見上げると
天まで届きそうな岩肌が、そびえたって迫ってまいります。
人々に続いて、白い階段を、登ってまいりましょう。
急な階段を登りきると、大きな洞窟に至ります。
洞窟の中には、大小さまざまな仏像が
所せましと立っております。
この仏像たちは、地元の村人が持ち込んだもので
約4,000体あるそうでございます。
中には、朽ち果ててしまっているものもございますが
不揃いな仏像の数々は、洞窟の雰囲気と相まって
不思議な光景を呈しております。
洞窟から外を眺めると
青い空と、緑の山々と
褐色に流れる『メコン川』が広がります。
ナヴァ・メコン号のランチ
絶壁の大伽藍をあとに
『ナヴァ・メコン』のキャビンに戻ってまいります。
テーブルには、ランチの用意がされております。
まずは、『ビアラオ』をオーダーし、乾杯でございます。
前菜として海苔のゴマ揚げ
メコンフイッシュを葉っぱで包んだ蒸し料理
お野菜たっぷりのサラダ
そして小さな籠に入ったもち米のご飯『カオニャオ』
美味しいお料理とビアラオを頂きながら
船は『ルアンパバーン』へと、褐色の流れを下ってまいります。
メコンフィッシュと、カオニャオは
もはや病みつきでございます。
日本へ帰りましたら、ラオスでの日々を思い出し
また無性に食べたくなることでございましょう。
明日の今頃は、『ルアンパバーン』を離れ
帰途に就くのかと思いますと
少々切なくなってまいります。
『ナヴァ・メコン』は、『ルアンパバーン』の桟橋に
戻ってまいりました。
キャプテンとお別れし、桟橋を降りて
町に戻ります。
悠久の『メコン川』の流れ
鮮やかな織物のお店が、軒を連ねる『バーン・サン・ハイ』の村
絶壁の大伽藍『パクウーの洞窟』
見どころ満載の旅でございました。
お料理も、たいへん美味しゅうございました。