津山駅から岡山駅へ―SAKU美SAKU楽は魅力のリゾート列車

『鳥取県』ー『岡山県』を縦断する列車の旅も

いよいよ終盤に近づいてまいります。

その最後を飾るのは

『SAKU美SAKU楽』

『岡山県北』の街おこしと

その素晴らしい自然や文化を発信するため

誕生した観光列車でございます。

柔らかなピンク色の車体に描かれた

紅色の花びらは

みているだけで

ワクワクしてまいります。

津山駅のSAKU美SAKU楽

『津山駅』ホームに

淡いピンク色に紅色の花びらが描かれた

観光列車『SAKU美SAKU楽』が

停車しております。

そして同じホームの反対側には

濃紺色にシルバーのストライプ

『あめつち』が

『鳥取県』と『岡山県』を

それぞれ旅する二大観光列車が

肩を並べて停車する姿は

まさに壮観でございます。

ホームには、私達利用客と

お出迎えお見送りをしてくださる

駅のスタッフの方々

それに、和太鼓の方々まで加わり

それはもう、お祭り状態でございます。

その様子をカメラに収めるべく

ホームを行き来しているうちに

『SAKU美SAKU楽』の準備も整い

CAさんのご案内で

車内に乗車いたします。

車内は、豪華な装飾もなく

オーソドックスな客車といった雰囲気ですが

これがまた、良い感じでございます。

私達夫婦は

進行方向右手の

向かい合わせの席に座ります。

荷物を下ろし

ほっと一息

天井に回る扇風機が

また良いですな。

窓の外には

お見送りしてくださる

駅のスタッフの方々が

横断幕を掲げてくださっています。

対向側のホームをみますと

普通列車が停車しております。

『津山駅』

『伯備線』の『新見駅』まで

路線がつながっているのですね。

『サンライズ出雲』で

旅をした日々を思い出します。

いよいよ出発

ドアが締まり

『SAKU楽SAKU楽』は

ゆっくりと走り始めます。

ホームのスタッフの方々

一般のお客様までが

手を振ってくださいます。

行ってまいります。

またお会いいたしましょう。

列車は『津山』の街並みを抜け

山間へと進んでまいります。

テーブルには

豪華なお弁当

『寺田シェフ』監修の

『岡山県北イロドリちらし』が

豪華な蓋を開ければ

目にも鮮やかな

イタリアン風の和食弁当

地元食材の旨味を

贅沢に味わえる

豪華弁当でございます。

亀さんの駅舎にびっくり!

さて最初の停車駅は

『亀甲』

その名の通り

亀の甲羅の形をした駅舎の屋根には

ちゃんとお顔がついております。

一度は食べたい!食堂かめっちの卵かけごはん

さて『岡山美咲町』は

『卵かけご飯』の街

地元の名店

『食堂かめっち』のスタッフの方が

停車時間に車内にお越しになり

『卵かけご飯』の魅力について

プレゼンテーションしてくださいました。

『美咲町』の卵は

なんといっても

『新鮮さ』がいのち

養鶏場で採れたばかりの

新鮮な卵を

隣接する工場ですぐさまパッキングし

出荷されています。

まるで朝日のような

黄金色の卵が

『美咲町』の棚田で収穫された

『棚田米』で

ふっくら炊き上がった

アツアツのご飯の上に乗り輝く姿

創造するだけでたまりませぬ。

『弓削駅』

駅構内には、街のマスコットキャラクター

『カッピー君』にまつわる

さまざまなモニュメントが並ぶ

ユニークな駅

アンテナショップ

『野の花ショップ夢元(弓削)』

もございます。

さてここで

『美咲町』ご出身の料理研究家

makoさん監修のスイーツが

振る舞われます。

さわやかなフローズンヨーグルトベースに

ほんのり甘いクリームが

なんとも涼やかでございます。

こちらは『美咲フルーツバターサンド』

『美咲町』でブルーベリーファーム『寒竹』で収穫された大粒のブルーベリーを

ふんだんに練り込んだバターを

ふっくらとしたクッキーでサンドした

逸品でございます。

クッキーの香ばしさと

バタークリームのほどよい甘さに

ブルーベリーの酸味が贅沢にマッチいたします。

山間を進む『SAKU美SAKU楽』

この旅で最も美しい

『旭川』に差しかかってまいります。

穏やかな水面は深い緑色

 

ゆっくりと蛇行を繰り返す『旭川』

 

どこか神秘的な流れでございます。

『岡山県北』の城下町

『津山駅』を出発し

沿線の見どころ

美味しいお食事やデザートを楽しんだ

1時間あまりの旅も

まもなく終点に

近づいてまいります。

列車は山間を抜け

ビルが立ち並ぶ『岡山市街地』へと

走ってまいります。

たくさんの列車が一堂に会す

『岡山駅』

その一角に

美しい桃色の列車

『SAKU美SAKU楽』は

ゆっくり入ってまいります。