さよならネパール

 

『ネパールヒマラヤトレッキング7日間』の旅も
いよいよ6日目

『カトマンズ』市内にあるレストランで
伝統舞踊を鑑賞しながら
最後のディナーをいただきます。

そして
日付が変わる頃に、『カトマンズ』に別れを告げ
『広州』を経由して『日本』に帰国いたします。

世界でも、最貧国と言われる『ネパール』

2015年5月に『カトマンズ』を襲った大地震の爪痕が残る中
人々は笑顔で逞しく、日々の生活をおくっておられます。

『アンナプルナ』の麓
『ダンプス』や『アスタムコット』では
厳しくも美しい自然とともに生きる人々の
輝くような瞳が印象的でした。

はたして、『ものが豊かなこと』は
『幸せなこと』なのでしょうか?

いろいろと考えさせられることが
多い旅でもございました。

『スワヤンブナート』をあとに

ふたたび『タメル地区』に戻ってまいります。

行き交う人々と、バイク

ところどころ、崩れた建物があります。

震災の爪痕を残す『カトマンドゥ』ですが
人々の活気に、あふれております。

店の両側には、洋服屋さんやお土産屋さんが
軒を連ねます。

 

砂埃がひどいので、マスクの持参を

と聞いておりましたが、それほど気にはなりません。

むしろ、なにやら懐かしい空気感でございます。

結局、マスクは使用しませんでした。

風の旅行社カトマンズ支店

街の一角にあるビルの2階

風の旅行社・カトマンドゥ』支店に、お邪魔いたします。

 

支店長はじめ、皆さまが、笑顔で迎えてくださいました。

先の震災では、幸いにして

スタッフの方も、ツアー中のお客様も
無事でいらっしゃいました。

しかしながら、震災以降
ツアーのお客様な、減少しているそうでございます。

これから、復興が進み
ツアーのお客様も、徐々に戻ってくることを
お祈りするばかりでございます。

 

ホテルに戻りまして

シャワーを浴び、1時間ほど仮眠をとります。

ネパール伝統舞踊を鑑賞しながらディナー

今夜、深夜便で『カトマンドゥ』を発ち

明日の朝に『広州』で飛行機を乗り継ぎ
『成田』に戻るのでございます。

ホテルをチェックアウトし、
夕闇せまる『カトマンドゥ』の街を
車で走ります。

立派なお屋敷の一角に車は止まり

そこから、お屋敷に歩いて向かいます。

門をくぐると、廊下の入り口で

鮮やかな衣装を身にまとった、美しい女性が
出迎えてくださいます。

指で、額に赤い粉をつけてくださいます。

歓迎の意と、神様のご加護をとの祈りが込められた
神聖な儀式でございます。

階段を上がり、2階の広間に案内されました。

ここは、ネパールの伝統料理と
伝統舞踊を見ることができる、レストランでございます。

サランギ奏者のバンドマスターBUKUNさん

テーブルの一角に腰を下ろします。

 

バンドマスターでサランギ奏者のBUKUNさん

とっても気さくな方で、テープルについたわたくしたちに

『上を向いてあるこう』を弾いてくださいました。

(はい、CD買わせて頂きますね)。

まずは、ビールで乾杯

ダルバードが出てまいりました。

軽快なリズムとともに、舞踊が始まります。

豊作を感謝する踊り

若いカップルの結構式を、村人総出で祝福する曲

どれも、普段の暮らしに関わるテーマであることは

台湾で観た、『亜美族』の方々の舞踊と共通します。

国や言葉は違いますが
喜びと幸せを音楽でともにする事は、みんな同じでございます。

 

ロキシとともに、美味しいお料理を頂き
楽しい舞踊を鑑賞させていただき

『ネパール』最後の夜を、満喫いたしました。

さよならネパール

さて、レストランをあとに
『トリブバン国際空港』に向かいます。

空港入り口で、ガイドのラジェスさんとも

いよいよお別れでございます。

6日間、たいへんお世話になりました。

また、お会いできますこと
楽しみにしております。

さて、6日間の旅をしてまいりました『ネパール』

『カトマンドゥ』の街は、一年前の震災による被害にも負けず
人々の活気にあふれておりました。

私達のほうが、元気を頂いたくらいでございます。

『アンナプルナ連邦』の麓の村
『ダンプス』、そして『アスタム・コット』

美しい自然と、温かい人々にふれあい
心癒される日々でございました。

『ネパール』は、アジアの最貧国のひとつであると
いわれております。

しかしながら、人々はとても穏やかでお優しく

『ダンプス』で、ヤギを連れて水汲みに行かれる女性たち

山の上の木陰で出会った、おばあさん

『アスタム・コット』の村の人々

皆さま、笑顔が素敵で、目が輝いていらっしゃいます。

厳しくも美しく、ゆたかな自然にかこまれて
たくましく生きる人々の姿に、触れ合うことができました。

 

経済大国『日本』

街も道路も、世界で一番整備され
いろいろなモノが、24時間、いつでもどこでも、手に入ります。

しかし、その『豊かさ』を維持するために、私達は

毎日毎晩、必死になって働き、実は

身も心も、疲れ果ててしまっているのではないでしょうか?

『ネパール』で出会ったひとびとは、そんな私達に

『あなたたちは、ほんとうに豊かですか?ほんとうに大丈夫ですか?』

と、問いかけられているような気がして、ならないのでございます。

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