さよならサハリン

『サハリン』5日間の旅も、いよいよ最終日

名残惜しい『ユジノサハリンスク』ともお別れし
いよいよ『日本』に帰国でございます。

朝食をとり身支度を済ませ
朝9時半にホテルのロビーで
ガイドのイリーナさんと待ち合わせしますが

ホテルの従業員の女性から
待ち合わせが1時間半後になることを伝えられ
ホテルの部屋に戻り、やきもきしながら時間を潰しました。

結局のところ、『成田』から到着する飛行機が大幅に遅れ
折り返しの私達の搭乗機も遅れることを知ったのは
『フォムトボ空港』に到着してからのことでした。

搭乗待ちの乗客でごった返す『フォムトボ空港』の出発ロビー
『アシアナ航空』待ちの韓国ご出身の男性
LEEーLEEさんとお友達になり、楽しくおしゃべりいたしました。

ワクワク、ドキドキの『サハリン』5日間の旅が、間もなく終わります。

パノラマホテルともお別れ

2017年8月22日(火)

5日間お世話になった『パノラマ・ホテル』とも
間もなくお別れです。

今日、サハリンから『日本』に帰国いたします。

ガイドのイリーナさんとは
11時にロビーで待ち合わせする予定ですので
レストランでゆっくりと朝食を頂き
部屋に戻り、荷物をまとめます。

あなたのドライバーは1時間半遅れます

11時少し前にロビーに降り
ソファに腰掛けておりますと

フロントの女性が来て
携帯電話の表示を見せてくださいます。

英語で、
『あなたのドライバーは、到着が12時30分になります』
と表示さっれています。

どうしたのでしょうか?
イリーナさんか、ドライバーさんに
なにか急ぎの用事でも発生したのでしょうか?

フロントの女性は
時間まで部屋にいて良いと
身振りで伝えてくださいます。

お礼を申し上げ、トランクを引いて
ふたたびエレベータに乗り
部屋に引き返します。

フライトは、13時40分ですので
12時半にホテルを出れば
なんとか間に合う時間です。

湧き上がる不安を
やり過ごします。

ここは、ロシア
どんと構えて、まいりましょう。

実は、ヤキモキしながらも
時間は少しずつ過ぎてゆき

やがて12時15分
ふたたびトランクを引いて
ロビーにまいります。

12時30分、イリーナさんが来てくださいました。
一安心です。

イリーナさんも
現地旅行社からの指示で
この時間を指定されたそうです。

ワゴンに乗り込み、フォムトボ空港へ。
道路も空いており、20分くらいで到着しました。

飛行機の遅れが分かったのは、空港についてから

ワゴンに乗り込み、フォムトボ空港へ。
道路も空いており、20分くらいで到着しました。

ドライバーさんとは
駐車場でお別れします。

イリーナさんは
出発ゲートまで、見送ってくださいます。

どうやら、私達の飛行機は
遅れているようでございます。

搭乗窓口でチェックインします。

荷物を預け、搭乗券を受け取ります。

イリーナさんは、ここまでです。
十国審査窓口に並ぶ私達を
ゲートの外から
見守ってくださいます。

無事に、出国手続きが終わりました。
ゲートの外のイリーナさんに
手を振って、お別れします。

5日間、ほんとうにお世話になりました。
どうか、お元気で。

 

階段を登り、出国ロビーへ。

小さな空港ですので、
搭乗を待つ人々で
すぐに一杯になりました。

LeeLeeさんとの出会い

隣の席に、若い男性が座ります。

「Can you speak english?」

と尋ねられましたので

「Yes. A little.」とお答えします。

実は、飛行機が遅れると、
空港で韓国人の男性が隣に座り
英語で話しかけられる、という
ジンクスが、私にはございます。

私の中では

韓国人の若い男性は、皆さま
とても知的で、紳士的な方ばかり

という印象がございます。

英語は、あまり得意ではないのですが
これを機会に、練習だとおもって
頑張って会話してみましょう。

 

「搭乗待合室は、ここだけでしょうか?」

「はい。この空港、小さいものですから
私たちの飛行機、遅れてまして・・」

この方 お名前は
Lee Leeさん

パスポートを見せてくださいました。

英語表記では、苗字とお名前が
同じ発音になるため
お会いした方からは
「わかりやすいね」
といわれるそうです。

はじめまして
「Kazuo Ogawa」と申します。

Lee Leeさん

韓国のご出身で
お仕事でイギリスにお住まいですが、
夏休みで、
ユジノサハリンスクに
観光に来られたそうです。

ロシアでは、英語が通じないので
ご滞在中は、すこしご苦労された
ご様子です。

インチョン空港までは、約3時間
インチョンからロンドンまでが、約12時間
長旅です。

あ、滑走路に、アシアナ航空の
飛行機が着陸しました。

大きい飛行機ですね。

私達の乗る、成田行きの便は
とても小さい飛行機です。

Lee Leeさん

アシアナ航空は、設備もサービスも
世界一の航空会社だと
自信をもって、おっしゃいます。

私も、近いうちに、
アシアナ航空を利用してみたいと
思います。

 

Lee Leeさん、日本にも
いらっしゃったことが
おありのようです。

私が、横浜に住んでいると
お伝えすると

「♪マチノアカリガ~
トテモキレイニ~♪」

と、ブルーライト横浜を
口ずさまれます。

これはビックリ

「♪ヨコハマ~
ブルーライトヨコ~ハマ~♪」

思わず、私も口ずさみます。

人々でごった返す
ユジノサハリンスクの
空港の待合室で

「ブルーライト横浜」を
唄う男2人

ちょっと、面白い
光景でございます。

おや、私達の搭乗の時間のようです。

Lee Leeさん

楽しいお時間をご一緒させていただき
ありがとうございました。

どうぞ、道中お気をつけて。

ユジノサハリンスクを発った
私達の飛行機

成田まで2時間と少しのフライトでしたが

途中、激しい乱気流に遭遇し
シートから降り飛ばされるかと
思うぐらい、機体が揺れました。

まるで、
跳ね回るスーパーボールの
内部に閉じ込められている
感じでございます。

 

シートの手すりに
がっちり、しがみついていた私を
家内は、冷ややかに見ておりました。

ビックリはしたが
まったく怖くなかったそうで
ございます。

「シートベルトしてれば大丈夫。
揺れに身を任せればいいの」

 

その通りでございますな。

飛行機は、定刻通り
成田空港に到着したのでした。

人情あふれるサハリン5日間の旅

5日前、成田を出発するときには
一抹の不安がございましたが

サハリンで出会った方々は
とてもご親切な方ばかりで
良くしていただきました。

ガイドのイリーナさん

ドライバーの、アンドリューさん、ユーリさん

鉄道博物館の、アンドリュー館長

『ふる里』の、宮西 豊さん

旧大泊日本領事館でお会いした、セルゲイさん

ほんとうに、お世話になりました。
ありがとうございました。

サハリンに住む方々は
日本のことを、もっとよく
知りたがっておられます。

でもなかなか、
日本の情報は、十分に伝わっていない

私達日本人も
サハリンのことを、あまり知らない

しかしながら、歴史の上では
サハリンと日本は
大変繋がりが深いのでございます。

 

サハリンには、樺太時代の史跡が
数多く残り

先の大戦で失われた、
多くの先輩方の御霊が
安らかに眠っておられるのです。

折しも、お盆の時期

南サハリンに、今も残る史跡を訪ね
ご霊前にお参りする機会に恵まれましたこと

心より感謝申し上げます。

 

さて、私達の滞在した
『ユジノサハリンスク』から
寝台列車に乗り込めば
翌朝には、北緯50度線を越え
『ノグリキ』に到着いたします。

また
『ユジノサハリンスク』から
飛行機で北へ向かえば
1時間足らずで
サハリンの北の都
『オハ』に行くことができます。

いったい、どんなところでございましょう?

 

また、いつの日か
確かめにゆくといたしましょう。

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