鹿島臨海鉄道でガールズ&パンツァーの聖地大洗へ

『茶道』『花道』と並んで『乙女のたしなみ』とされる『戦車道』

『西住流戦車道家元』の次女『みほ』は
先の『高校全国大会』で僚機を助けたことで、決勝戦で敗北してしまう。

仲間への情けをかけた甘さ故の敗北は
『西住流戦車道』の本懐にあらずと母親から糾弾され
傷心の『みほ』は、『戦車道』の無い『大洗女子学園』にひとり転校する。

孤独な『みほ』に声をかけてきた『沙織』と『華』

意気投合する三人の前に、廃校寸前の『大洗女子学園』に『戦車道』を復活させ
『高校全国大会』優勝により起死回生を目論む『生徒会代表』が現れる。

『みほ』に『戦車道』科目選択を迫る『生徒会代表』。
自ら『戦車道』に興味を抱きながらも、『みほ』を必死でかばう『沙織』と『華』
ふたりの友情に『みほ』は再び『戦車道』に身を投じる覚悟を決める。

人気アニメ『ガールズ&パンツァー』の舞台となった『茨城県大洗町』

2012年10月から12月にかけて、テレビの深夜枠で12話が放映されて以来
この地を訪れるファンが後を絶たないそうでございます。

この『ガールズ&パンツァー』

物語にリアルさを感じさせる為に
舞台を実際に存在する街に設定することとし
いくつかの候補地を絞り込みましたが
『東日本大震災』で甚大な影響を受けたにもかかわらず
あまりクローズアップされて来なかった『茨城県』にあり
美しい海岸を擁する『大洗』に決まりました。

製作会社のプロヂューサーは
ロケハンの段階から地元街おこしの企画会社と手を組んで
『ガールズ&パンツァー』の地元『大洗』での浸透に力を注ぎました。

『あんこう祭り』で登場人物を演じた声優さんを招いたり

キャラクターの誕生日に合わせて商店街でイベントやセールを行ったり

『鹿島臨海鉄道』の車両にキャラクターをプリントした『ガルパン』列車を運行したり

こうした努力が身を結び、『大洗』には年間約16万人の人々が訪れ
その経済効果は2、7億円と言われております。

 鹿島臨海鉄道

水戸駅8番線ホームで、『鹿島臨海鉄道』列車の到着を待ちます。
昼過ぎから降ってきた冷たい雨の中
吹きさらしのホームに立っているだけで凍えてまいります。

鉄路の向こうから、赤を基調とした2両編成のディーゼル列車がやってまいります。
終着駅ですので、乗客が降りた後
ようやく車内に乗り込み、座席に落ち着きます。
満員ではありませぬが、ほぼ座席が埋まる位の乗車率
外の寒さと車内の暖房で、窓が白く曇り外が見えませぬ。

定刻通り列車は『水戸駅』を出発
ディーゼルの音に何となく懐かしさを感じます。

外の景色はよく見えませぬが、どうやら平原を走っている模様

大洗駅

『水戸駅』から3つ目の駅
所要時間約15分で『大洗駅』に到着いたします。


列車を降りホームから改札口へと続く階段を下りますと
通路で出迎えてくれたのは『あんこうチーム』5人の乙女達

 

思わずほっこりとしてまいります。

改札口を出ますと右手にインフォメーションセンター
左手に売店がございます。
本日

お世話になる『大洗ホテル』様に連絡したところ
10分後に迎えに来て頂けるそうです。

しばらく、駅の中を見て回ります。

駅構内の売店にて

家内の勧めで、売店前のガシャポン400円を一回
カプセルには、何か紙が入っております。
これを持って売店内へ
缶バッチやお菓子など、『ガルパングッズ』も並んでおります。


レジで紙と引き換えに頂いたのは
『鹿島臨海鉄道6000系』の消しゴムセット
記念の品でございます。

それにしても、初めて訪れる場所でありながら
そういう気がいたしませぬ、

駅前ロータリーのカジキマグロのモニュメントを見ながら
何やら物語の世界に迷い込んでしまったような
不思議な感覚に浸っております。

 

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