朝晩冷え込む真夏のモンゴル大草原も着込んで寝れば大丈夫

モンゴル大草原の中でも、屈指の美しさを誇る
『ハンガイ山脈』の麓『ツァガンスム』

昨晩は蒔ストーブを焚いていたので
ゲルの中はポカポカでしたので
Tシャツ一枚で寝たのが大間違い

蒔は1時間もしないうちに燃え尽き
ゲルの中はどんどん気温が下がり
明け方、寒くて目が覚めました。

真夏といえど朝晩は5度を下回るモンゴル大草原
前の晩にヒートテックやジャージ トレーナーなど
しっかり着込んで寝るべきでございました。

寒さで夜明け前に目がさめる

そう、夕べから
『キャンプ・ツァガンスム・そらのいえ』の生活が
はじまったのでした。

午前5時前くらいでしょうか?

夕べ寝る前に、スタッフの方が
ゲルの真ん中にある、薪ストーブに
薪をくべて、火を起こしてくれました。

そのときは、ゲルの中は、ぽかぽかで
Tシャツのまま、寝てしまいました。

これが良くなかったのでございます。

8月の『モンゴル』

『日本』では、うだるような暑さが続く日々

ベッドには毛布のみであったことを
至極当然と考えておりました。

薪ストーブは、一時間程度で、燃え尽きてしまいます。

マッチでは蒔に火がつかない

真夏のモンゴルは、日中は強い日差しとともに
気温は22度前後まで上昇しますが

朝晩は気温がぐっと低くなり、5度を下回ります。

真っ暗なゲルの中で、懐中電灯を照らし
薪ストーブの中に薪をくべ、マッチで火をつけようとしますが

マッチの火はすぐに消え、薪には火がつきませんでした。

あきらめて、寒さをこらえながら、毛布にくるまります。

着込んで寝るのがいちばん

あとで分かったことでございますが
木の生えていない『モンゴル』の大草原においては
薪もまた、貴重な生活資源

また、薪に火をつけるには
まず、段ボールの切れ端など
燃えやすい紙を薪の上において

火をつけてまいります。

その段ボールさえも
大草原の真ん中では、貴重な資源でございます。

たとえ、薪ストーブに火をつけたとして
一晩中、寝ないで薪をくべ続けることは
現実的ではございませぬ。

やはり

ヒートテックを着て
トレーナーを着て
ジャージを履いて、靴下をはいて

布団にもぐりこむのが、一番でございます。

普段の生活では
空調によって、部屋をいつでも
快適な温度に保つことを

あたりまえにしてきた私達は

ここで、大草原で生きることの厳しさを
垣間見ることができました。

大草原の素晴らしい朝焼け

やがて、天蓋から見える空が
徐々に明るさを増してまいります。

隣のベッドで寝ている家内も、目をさましているようです。

思い切って、ゲルの扉を開けて、外へ。

なんという光景。

大草原の空を染める、ピンク色の空に、思わず立ちすくみました。

キャンプ周辺を探検

家内も私も、上着を羽織って
早朝のキャンプの、探検に出かけます。

キャンプのすぐそばに、小川が流れており、木の渡り廊下が続いています。

渡り廊下を歩いてゆくと、温泉の源泉がありました。

ここから細いパイプをつたって
『そらのいえ』の露天風呂まで、温泉が供給されています。

すこし離れたところに、また別のキャンプがあり
湯上りのモンゴル人紳士が
キャンプに向かって、歩いてゆかれました。

私達も、『そらのいえ』にもどるといたしましょう。

自室ゲルに戻り、ほどなくしますと
スタッフの方が、お湯の入ったポットを届けてくださいました。

それでは、ちょっとお茶を入れて、一息いれさせていただきます。

レストランゲルでの朝食

朝食の時間が近づいてまいりました。

自室ゲルを出て
レストラン・ゲルの前にある休憩所にまいりいますと

すでにMr.モンゴルと、Mr.キルギスが
椅子にすわって、くつろいでいらっしゃいます。

朝食の準備が整い、レストラン・ゲルの中へ。

テーブルに出された黒パンと、ブルーベリージャム。

Mr.キルギスが
ゲルの真ん中の大きな薪ストーブの上で
黒パンを焼いてくださいます。

薪ストーブの上は、大変熱く
黒パンも薄く切られていますので
ともすれば、パンを裏返しにするときに
指先を火傷してしまいそうなのですが

Mr.キルギスは、実に巧みに
パンを焼いてくださいます。

焼いた黒パンに、ブルーベリージャムをたっぷり乗せいただきます。

この味は、少々病みつきになるかもしれません。

シェフが心をこめて
作ってくださった朝ごはんを頂き
大草原で迎えた朝を、コーヒーでゆったりと過ごさせていただきます。

大草原で迎えた朝を、コーヒーでゆったりと過ごさせていただきます。

さて、今日からいよいよ、乗馬体験が始まります。

 

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