ヒマラヤの麓リゾートコテージ『はなのいえ』オーガニック農園を探検




『ヒマラヤ山脈』の麓の村『アスタムコット』にある
リゾートコテージ『はなのいえ』

5ヘクタールの有機農園では
様々な野菜や果物が栽培されており

ここで収穫された新鮮な食材が
美味しいお料理となって
『はなのいえ』のテーブルに並ぶのでございます。

『はなのいえ』の有機農園

異なる種類の植物を組み合わせて植えることにより
農薬を使わずに害虫を寄せ付けないようにしたり

バイオガスシステムにより、家畜の糞からガスを精製したりと
様々な工夫と技術が導入されております。

それでは、ガイドのラジェスさんのご案内で
『はなのいえ』の有機農園探検ツアーに
出かけましょう。

野鳥のさえずりで目が覚める

2016年5月2日(月)

鈍色の空に、半熟卵のような太陽が
その輪郭を、辛うじて保っております。

はるか下界の街や、川の曲線が
ぼんやりと霞むほど

濃密な靄に包まれて迎えた
『はなのいえ』の朝でございます。




昨日まであんなにくっきりと見えていた
『アンナプルナ』の山々は、
すっかりその姿を隠してしまいました。

しかしながら、コテージの前に広がる森からは
たくさんの野鳥の鳴き声が聴こえてまいります。

それは幻想的な光景でございます。

朝ごはんは卵焼きにお味噌汁、焼きおにぎり




身支度を整え、レストラン棟にまいります。

朝ごはんは、なんと

卵焼きにお味噌汁
そした焼きおにぎりでございます。




日本の料亭も顔負けのおいしい和食は

『はなのいえ』で収穫された新鮮な食材によって
饗されるのでございます。



有機農園探検ツアーへ

しっかりと朝食を頂いたあと

ガイドのラシュスさんにご案内いただき
いよいよ『はなのいえ』の農園探検ツアーに出発いたします。



日本人シェフから伝授された和食の技

まずはシェフの居住スペースへ。
キッチン付きのコテージです。

現シェフは、開園準備期間の2年間日本から招かれ
ここで暮らした2人の女性シェフから
日本食を学ばれたそうです。

『アンナプルナ山系』への玄関口として、

世界中からたくさんの人々が訪れる『はなのいえ』の和食は
日本人のみならず、ヨーロッパはじめ様々な国の方々に
人気でございます。



バイオガス装置

茶色の壁の、茅葺屋根の家屋は
スタッフの方々の詰め所でございます。

皆さま、『アスタム・コットの』村の人々です。
交代でこの家屋に詰めておられます。




ミッチェルさん。とても気さくで明るく
素敵な女性です。

牛糞から作り出す、バイオガス装置を説明してくださいました。

茅葺屋根と土の壁の家屋は快適

家屋の中を案内していただきます。
大変涼しく、快適でございます。

この土地の土を使った壁
夏は涼しく、冬は暖かいのでしょう。

キッチンがございます。
コンロのスイッチをひねると
勢いよく火がつきます。

バイオガスによるものでございます。




このお家、私が借りたいくらいでございます。
家賃お高いのでしょうか?

農園で栽培されるさまざまな有機野菜

農園では、さまざまな野菜、果物が育てられています。

農作業をする女性スタッフが
微笑みかけてくださいます。




リンゴの木は、最初は実がならなかったそうでございます。

根がしっかりと張れるよう
試行錯誤を繰り返し
今では立派なリンゴが、収穫できるようになりました。

ミツバチがもたらす新鮮な蜂蜜




シェフが蜂の巣箱を見せてくださいます。

巣箱を開けると、たくさんのミツバチと
新鮮な蜂蜜が見えました。




この農園で収穫された新鮮な食材から、
おいしいお料理が供されるのですな。

ここ数日、これまでにないほど
極めてオーガニックな食生活をさせていただいてます。

ヤギのお母さん、間もなくご出産のようです。

20万立方メートルの貯水槽

農園の一角に、一辺が10メートルぐらいの
正方形の空き地がございます。

この地下には、水を20万立方メートル
備蓄できる、貯水槽が埋まっております。

ネパールは、雨季には大量の雨が降り
乾季は雨が振らず、水が不足いたします。

『はなのいえ』にはこの20万立方メートルの
貯水槽が、あともう一つ

そして大小さまざまな規模の貯水槽があり

雨季の間に水を備蓄し
乾季に供給するため

水不足になることは、ございません。

有機農園に点在するコテージ

農園を出て、森をめぐる一本道を歩きます。




農園の木々の間から見えるコテージが
大変美しゅうございます。

『はなのいえ』には、

玄関棟とレストラン棟

シェフの宿泊棟と

5棟のコテージがございます。

1つのコテージには、2組が泊まれます。

最大でも、10組限定のリゾートでございます。

屋根や壁は、地元で採れた石を用い

床は、蜜蝋によってワックスがけされております。

家屋もまた、オーガニックでございます。

山々と棚田が、まぶしいほどでございます。



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