心あたたまるおもてなしーモンゴル遊牧民ゲル訪問



もし、『モンゴル』の大草原への旅をお考えならば

ぜひとも、遊牧民のゲルを、お訪ねいただきたいのでございます。

あなたさまは、きっと
遊牧民の方々の、心からの歓迎と
おもてなしをお受けになることでしょう。

そしてそれは、あなたさまの
一生忘れえぬ、楽しい思い出と
なることでございましょう。

『ウランバートル』から西へ470キロ

『モンゴル』屈指の美しい大草原
『ツァガンスム』で

乗馬教室の初日を楽しんだ、私達夫婦は
ガイドのガナさんといっしょに

乗馬教室の先生のゲルを訪ねます。

ガナさん、遊牧民マスターのゲル訪問をご提案

大草原での初の乗馬体験(そして落馬体験)
盛りだくさんの一日でした。

落馬の際に打った腰が少々痛みますが
露天風呂に漬かりながら、しだいに西に傾く太陽に
照らされた大草原を、心行くまで眺めておりますと

不思議にも、パワーが湧いてまいります。

世にも贅沢なる露天風呂で、さっぱりしたあとは
レストラン・ゲルで待望のお夕食をいただきます。

まずは乗馬教室初日に、ビールで乾杯!!

シェフが、心をこめて作ってくださるお料理を
いただきます。

ウオッカ『チンギス・ハーン』が
乗馬で心地よく疲れた体に、浸みわたります。

乗馬教室で、よい汗をかいたことと
露天風呂で、その疲れを癒せた体を

ビールとウオッカが、程よく巡り
いい酔い加減でございます。

ガイドのガナさんが
『近くの遊牧民ゲルに訪問しましょう』とおっしゃいます。

遊牧民マスターのお宅(ゲル)へ

夜の8時半だというのに、辺りはまだ明るいのです。

私達夫婦は、ガナさんについて
キャンプを出て、歩いて丘を登ります。

丘の上には、ゲルが3軒くらい並んでおります。

ガナさんは、そのうちの1軒に歩いてゆかれます。

扉をノックしますと、なんとベテランマスターが迎えてくださいます。

マスターのご家族と、美しい調度品に囲まれ

ゲルの中に案内され、

私、家内、ガナさんが並んで座ります。

テーブルを隔てて、ベテランマスターと
素敵な民族衣装をお召しの
奥様が座っていらっしゃいます。

そして、私の隣のベッドでは
3歳ぐらいの、それは可愛いらしいお嬢様が
ぐっすりと眠っていらっしゃいます。

美しい調度品が並ぶゲルの中を
ろうそくの炎が
柔らかくて照らしており、たいへん幻想的です。

馬乳酒をいただく

奥様が、私達に馬乳酒をすすめてくださいます。

馬乳酒は、モンゴルの短い夏
6月から9月に、大草原が若草色に染まるころに

出産と子育てのために、母馬からもたらされる
貴重な馬乳から作られます。

大草原で生活される遊牧民の方々は
私達が普段、野菜から摂取するビタミンやカリウムを
馬乳酒からとっておられるのだそうです。

手桶から柄杓で、コップに注いでいただいた馬乳酒を口に含みます。

ヨーグルトのような酸味がありますが
味はまろやかで、想像していたよりも、飲みやすいです。

コップを空けますと、奥様がまた馬乳酒を注いでくださいます。

モンゴルでは、馬乳酒をどのご家庭でも作っておられ
各ご家庭によって、味が違うそうでございます。

木のお椀で出されたのは、馬乳酒の上澄みを固めて作ったお菓子です。

酸味の中に、ほのかな甘さがあります。

そして、美しい模様が描かれた
アルミ製の盃に、小さな薬缶から
透明なお酒を注いでくださいます。

馬や羊の乳を蒸留してつくられた
いわば『モンゴル』のウオッカともいわれる『アルヒ』

泡盛のように度数が高いのかと思ったのですが
頂いてみますと、意外と口当たりがよく,飲みやすいのです。

奥様は、私が草原で三線を弾いて唄っていたことを、ご存知でした。

大草原には、さえぎるものが何もないので、音が遠くまで届くのですね。

お礼に日本から持ってきたお菓子をお渡しし

お嬢さんを起こさないように、

小声で『童神(わらびがみ)』を唄わせていただきました。

ガナさんが

これは日本の-沖縄というところの子守歌です
と通訳してくださいます。

夜遅くにお邪魔し

馬乳酒やモンゴル酒を

たくさんごちそうになりました。

ありがとうございました。

遊牧民マスターのお宅を失礼し
満天の星の下、キャンプへと歩きます。

モンゴルの草原に暮らす方々は
お宅にお邪魔すると、大変厚くもてなしてくださいます。

今は、夏で快適ですが
真冬ともなれば、マイナス30度を下回る
過酷な環境で生き抜く人々。

同じ草原で生きる人同士

お互い助け合う、という姿勢は

大都会で生きる私達が、とうの昔に
失ってしまったものかもしれません。

 

抜けるような青空と
地平線の彼方に連なる山々

どこまでも果てしなく続く
眩しいほどの若草色の大草原に
ポツポツと点在する白い『ゲル』

大自然の風景を
『切絵』で表現できるようになるまでには
長い年月と試行錯誤が必要でした。

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