『九州』のほぼ最北端に位置する『門司』
『関門海峡』を見渡すこの港町には
レトロ感あふれる歴史的建造物が
たくさん存在します。
私達夫婦が『門司』を訪れましたのは
8月の半ば
あまりの暑さのため
贅沢にも『人力車』を利用させていただきまして
『門司港』の歴史的建造物を観て周りました。
JR門司港駅
『福岡駅』より『特急リレーつばめ』と普通列車を乗り継ぎまして
『門司港駅』にやってまいりました。
門司港の駅舎は大正3年(1914年)に建てられました。
列車を降りて改札口を抜けますと
発券所や待合室、売店がございます。
木造建築の美しい内装に懐かしさを感じ
心が癒されます。
駅舎から一歩外に出て
建物全体を俯瞰します。
緑色の屋根に白い壁
駅舎は『門』の字を型取っておりまして
落ち着いた堂々とした雰囲気でございます。
家内は
夢中になる私を、駅舎の中から見ております。
あまりにも暑く熱中症になりそうなので
私はここで待っているので
あなた1人で見てきたくださいといいます。
ふとロータリーの一角を見ますと
人力車が待機しております。
あれに乗ってみましょうよ
と家内が申しますので
車夫の方にお声をかけ
乗せて頂きます。
少し高い目線から
『門司港』の街の見学ツアーに
出発でございます。
旧大阪商船
八角形の塔が印象的な
朱色と灰色のレンガ造りの建物
実は木造建築でございます。
旧国際友好記念館
『中国』の『大連』と『北九州市』
友好15周年を記念して建てられました。
かつて『ロシア帝国』が1902年に『大連』に建築した
鉄道汽船会社の建物を複製したものでございます。
形状の異なる二つの塔を持つ
赤レンガの建物
複雑な構造ならではの美しさがございます。
旧門司三井倶楽部
黒い外観が印象的な建物
大正10年(1921年)に『三井物産』のクラブハウスとして建てられ
その翌年に『アインシュタイン』が宿泊しています。
その2階の部屋は現在も
『アインシュタインメモリアルルーム』として
公開されております。
さて人力車は、門司の港から市街地ヘ
商店街を抜けて
もとの『門司港駅』に戻ってまいりました。
レトロな建築物が其処此処に建つ『門司港』
『人力車』という最も風情のある乗り物で
街を巡りました。