モンゴルの乗馬初心者教室-『まずは乗ってみよう』

モンゴルには、一生に一度はいってみたい・・

抜けるような、真っ青な空

萌えるような香しい、目にも眩しい若草が
地平線のはてまで続く大地・・

思い切って、『モンゴル』の大草原を満喫したい・・

大草原をゆくとなれば、やはり馬

しかし乗馬など、やったこともなし

やはり、『モンゴル』の大草原を楽しむなど
夢のまた夢か・・・

少々お待ちくださいませ!!

大丈夫でございます。

乗馬経験ゼロの私達夫婦
『モンゴル』でもっとも美しいとさせる
『ツァガンスム』の大草原で

乗馬教室を体験し、大草原での乗馬を
堪能いたしました。

そのときのことにつきまして
少々お話しさせてくださいませ。

2人の遊牧民マスターに導かれて

私達夫婦が参加いたしました

『風の旅行者』様のツアー
花と温泉 そらのいえに泊まる草原乗馬8日間
でございます。

さすがは『風の旅行社』様
乗馬に関しましては

ヘルメットや脛あてなど
安全装備も万全でございます。

そして何よりも、現地の遊牧民マスターが
大草原の乗馬トレッキングを
つきっきりでサポートしてくださいます。

大草原の乗馬は、危険を伴うものか?

そもそものお話しでございますが

東京や横浜といった、人口超過密地帯で
日々を生き抜いております私達

『NHK』の朝のニュース番組の中の
『道路交通情報』や

『J-WAVE』の『トラフィック・インフォメーション』では

車の横転事故・・
トラックの荷物の路上散乱など・・

毎時のように事故が発生しております。

おそらく、大草原で乗馬を体験することよりも

大都市で日々を送っていることのほうが

確率の天では、後者のほうが危険度は高いのではと
思うのでございます。

大草原の真ん中で、馬とヤクが正面衝突し
乗っていた人々が、多数大けがをしたというお話も
あまりききませぬ。

乗馬教室開校

さて、私達夫婦でございますが

2013年8月12日・モンゴル旅行3日目の朝を迎えました。

午前9時、レストラン・ゲルの前にある、休憩所に集合します。

用意された、脛あてとヘルメットを装着します。

いよいよ、乗馬教室の開校でございます。

Mr.キルギス、Mr.モンゴル、そして私達夫婦は
ガイドのガナさんのあとについて、
キャンプの門を出て、丘を登ります。

いらっしゃいました。

いぶし銀を思わせる民族衣装を召された

30代半ばとお見受けする男性

赤葡萄酒色の民族衣装をまとった、20代の若者

この遊牧民の方々が、私達の先生です。

いぶし銀の方を、『ベテランマスター』

赤葡萄酒の若者を、『ヤングマスター』とお呼びいたしましょう。

まずは、馬にのってみよう!

早速、『あなたは、この馬ね』という具合に、馬のところまで。

あのう、いきなり乗るのでしょうか?

確か、旅行のパンフレットには、初日の午前中は、
基本動作などの講義だと伺っていたのですが。。。

そうです。私達夫婦、乗馬の体験は、まったくないのでございます。

そうですか、習うより、慣れろということですな。

わかりました。それでは!

鐙に足をかけ、馬の背中に跨ります。

おっ、なかなか高くて、よい眺めですな!

家内も、無事に馬に乗れました。

遊牧民マスターの引馬で

ヤングマスターは、私達夫婦の乗る馬の手綱ももちながら、

ご自身の馬に乗られます。

ガナさん、Mr.モンゴル、Mr.キルギスは、
もはや手慣れたご様子です。

いよいよ、大草原での乗馬の旅が始まりました。

速度は、歩くぐらいでございます。

リズミカルな蹄の音は、たいへん心地良うございます。

『そらのいえ』の前を過ぎ、

となりのキャンプを過ぎ、

寺院の前を通り過ぎ、

一行は、美しい大草原を、上り坂を進んでまいります。

キャンプが、だんだん遠くなってゆきます。

すこしずつ、体が慣れて、
周りの景色を楽しむ余裕が、出てまいりました。

真っ青な空を、ゆっくりと流れる雲。
目の前に広がる、若草色の大草原。

大都会で、ビルの谷間に視界をさえぎられ、
地平線など、そうそう目にすることのない私にとって、

モンゴルの広大な景色は、距離感を麻痺させるようです。

山の上から眺める大草原の絶景

30分ぐらい、馬に乗っていたでしょうか?

いつのまにか、キャンプが、はるか下に小さく見えるほど、
見晴らしのよい、山の上に登ってまいりました。

ここで、馬を降り、休憩です。

気が付けば、汗だくの状態になっておりました。
馬の上で、バランスをとるのに、必死だったせいでしょう。

山の上からは、碧い大草原と、アルハンガイの山々が一望できます。

遊牧民の2人のマスターも、

ガナさん、Mr.キルギス、Mr.モンゴルも、

家内と私も、草原に腰を下ろし、さわやかな風に吹かれながら、

かなたの山々を見渡します。

この地球上に、こんなにも素晴らしい風景があったのだと、
ただ、ただ息をのむばかりでございました。

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