超人気のリゾート列車『伊予灘ものがたり』は『下灘駅』にも10分停車

『愛媛県』の『八幡浜駅』―『松山駅』間をゆく
『伊予灘ものがたり』

一日に4本運行される
今や大人気のリゾート列車

『大洲編』:『松山』―『伊予大洲』(朝)
『双海編』:『伊予大洲』―『松山』(昼)
『八幡浜編』:『松山』―『八幡浜』(昼)
『道後編』:『八幡浜』―『松山』(夕)のうち

私達夫婦は『道後編』に乗車いたしました。

16時06分に『八幡山駅』を出発し
18時20分に『松山駅』に到着するまでの

2時間14分の旅

そのハイライトは、何と申しましても

『伊予長浜駅』から『高野川駅』まで
海岸線ぎりぎりを走る鉄路から見える
『伊予灘』の美しい風景でしょう。

ホームのすぐ向こう側に
空と海が広がる『下灘駅』では
列車は17時13分頃から約10分ほど停車し

その間、実際にホームに降り立つことができます。

木造の小さな屋根しか無い
シンプルなホームに佇む
『伊予灘ものがたり』の
茜色と黄金色の鮮やかな車体の向こうには

暮れゆく空と海が広がります。

まさに、息をのむ絶景でございます。

伊予灘とは

『瀬戸内海』の西側の海

『大分県』の『国東半島』
『山口県』の『屋代島』
『愛媛県』の『松山』に囲まれた

面積約4,000平方キロメートルの海域
(埼玉県がすっぽり入るぐらいの広さ)
でございます。

平均の推進は60メートルぐらいで
海底はわりと平坦でございます。

『大分県』と『愛媛県』の間は
『速吸の瀬戸(はやすのせと)と呼ばれる
流れの速い潮流により
『イワシ』や『サバ』 『アジ』など
身の引き締まった魚が取れるのだそうです。

『愛媛県』側より
『大分県』の『佐賀関』に向かって
全長約40キロメートルの『佐田岬』が
まるでモノサシのように真っ直ぐ突き出る
ほぼ真っ直ぐな海岸線

『八幡浜駅』を出発した『伊予灘ものがたり』は
『佐田岬』から『伊予市』に至る
真っ直ぐな海岸線のほぼ中間
『伊予長浜』で海岸線に突き当たり右へと折れ

風光明美な『伊予灘』の海を左手に見ながら
進んでまいります。

喜多灘駅



駅のホーム上に
『大洲市』と『伊予市』の境界線がございます。

1両目『黄金の章』ほ『伊予市』側に
2両目『茜の章』は『大洲市』側に

市をまたいで停車する形となります。



そしてホーム上に記された県境の所には

『伊予灘ものがたり』の
キャビンアテンダントの方々が描かれた
大きなイラストが掲げられております。

『大洲市』側には
土佐の長曾我部氏から『米津城』を守り
敢え無く命を落とした長刀の達人『瑠璃の方』

『伊予市』側には
『源平の合戦』から逃れ
この地にたどり着いた後入水し
五色の小石になったという
伝説の『五色姫』が描かれております。

下灘駅

日本一『海に近い駅』として
今や大人気の『下灘駅』



『伊予灘ものがたり』は、ここ『下灘駅』で10分ほど停車いたします。

乗客のみなさん カメラやスマホを持って
次々とホームに降り立たれ
思い思いに写真撮影をされています。



ホームのすぐ向こうは絶壁
その先には、沈みゆく太陽の光に
徐々に茜色に染まってゆく『伊予灘』が広がっております。

青い空と海を背景に
『下灘駅』のホームに佇む『伊予灘ものがたり』
茜色の車体が、ひときわ眩しく感じられます。

『水平線の向こうに見えるのは、山口県。
正面に見える島は、猫島として有名な青島ね。
そのずっと右側に瓢箪みたいな島が見えるでしょう。
あれが由利島です。』

ボランティアの男性が、丁寧に説明してくださいます。

『伊予灘ものがたり』が到着するごとに
ご案内してくださるのですね。



ここでも、地元あげての歓迎ぶりに感動いたします。

発車時刻も近づき、再び車内に戻ります。

ホームで手を振って下さるボランティアの方々

たった10分間でしたが
地元の皆さまと親交を温めることができました。

伊予上灘駅

海岸線に沿って建つホームに降り立った私達を迎えてくれたのは

犬駅長の『リセ』と
猫副駅長の『トラ』



駅員さんに抱っこされ
帽子を被った愛らしい姿は
乗客の皆さんの注目の的

たちまち人の輪ができて
思い思いに記念撮影をされていました。



『伊予灘ものがたり』はこの後
暮れゆく海岸線沿いを走り
やがて『松山』市内へと進んでまいります。

 














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