高松から琴平まで各駅停車の旅-瀬戸内工業地帯の風景

四国一周列車の旅

『栗林公園北口駅』から
『高松駅』を経由し
『琴平駅』を目指します。

『瀬戸内海』を望む都市を結ぶ列車の旅
爽やかな潮騒の風景を想像しておりましたが、

実際は、巨大な港が広がる
大都市でございます。
車窓からの景観とその印象についてお話しいたします。

高松駅から各駅停車で琴平へ
『琴平』行き各駅停車で、高松駅を出発

早朝に『寝台特急サンライズ瀬戸』でやって来た鉄路を
『坂出』に向かって戻るかたちでございます。

列車は住宅街を走り抜け
やがて瀬戸内海沿岸部に到達いたします。

番の州臨海工業地帯

列車は『坂出駅』に到着
瀬戸内海に向かって、巨大な石油コンビナートやタンカーが立ち並ぶ光景は
見る者を圧倒いたします。

番の州臨海工業地帯
岡山県 広島県 山口県にまたがる本州側の
工業地帯に対して
瀬戸内海を挟んで、香川県側に対峙する
巨大な工業地帯は、瀬戸内の産業の一翼を担う
重要な拠点でございます。

列車は『坂出駅』を出発し
『宇多津駅』へと向かいます。

途中、瀬戸大橋線のデルタ型の分岐点を
見ることができるのでございます。

私達が先ほど『サンライズ瀬戸』で
本州側の『児島駅』から『瀬戸大橋』を渡り
進行方向左手にカーブいたしました。

ちょうど『四国』に渡りきった点を
正三角形の頂点とし
ここから『坂出駅』までを右辺

『坂出駅』から『宇多津駅』までを
正三角形の底辺

『宇多津駅』から『児島駅』に向かい
先ほどの頂点までを左辺として
高架鉄路が敷設されております。

さて、その正三角形の底辺を進み
『坂出駅』から『宇多津駅』に向かい
列車は走ります。

宇多津は人口密度、増加率とも県内トップ

『坂出市』と『丸亀市』に挟まれた『宇多津町』
かつては塩田の広がる地域でしたが
『瀬戸大橋』の開通とともに
町は急速に発展

工業施設や商業施設が立ち並ぶ
香川県で最も人口密度 人口増加率が高い町でございます。

地上127メートルの『ゴールドタワー』は
『宇多津』の街の発展ぶりを象徴しているかのようでございます。

巨大な造船所を擁する丸亀市

列車は『丸亀駅』に到着

瀬戸内海に沿って巨大なクレーンが
いくつも建ち並んでおります。

『今治造船丸亀事業所』
日本の造船業のシェア28パーセント
世界の造船業のシェア6パーセントを誇る
『今治造船』が誇る最新鋭の造船施設でございます。

日本一の造船会社がこの地にある事を
初めて知った次第でございます。

瀬戸内工業地帯の凄さを実感いたします。

四国鉄道交通の要衝 多度津駅

多度津駅では、列車は約10分ほど停車いたします。
『多度津駅』は
『高松』から『瀬戸内海』沿岸部を通り
『松山』方面に向かう『予讃線』の駅であると同時に

『徳島県』を経て『高知駅』へと向かう
『土讃線』の始発駅でもあります。

おや、向こうのホームに
グレーの車体に黒とオレンジイエローのストライプの列車がやって来ました。


丸い顔のボンネットが大変個性的です。
『レトロフューチャー』をコンセプトにデザインされた『8600系』車両
機会があれば、乗ってみたいものでございます。

リニューアルされた琴平駅

列車は『多度津駅』を発車し
10数分ほどで『琴平駅』に到着

『金比羅さん』にご参拝の人々が
絶える事ないこの地

改札を抜け駅のロータリーから
改めて駅舎を眺めます。

数年前にこの地を訪れたことがございましたが
その後駅舎が改装されておりました。

見事な眺めでございます。

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