『ワット・ポー』仏陀の身長は『ウルトラマンタロウ』と同じ!?

2017年3月10日(金)

バスは、『ラマ・ガーデンホテル』を出発し

車やバイクで込み合う道路を、南に向かって走ります。

世界的にも有名な、バンコクの渋滞

目的地までの所要時間は
誰にも予測できないのでございます。

それでも、最近は、警察による違法駐車の取り締まりが強化され

これにより、渋滞も少し緩和されているのだそうです。

これも、プラユット政権の『改革』の一環でしょうか?

プラユット首相になってから、タイは

「よくなった」

と、ガイドのフォンさんは、そうおっしゃいます。

バスはやがて、高速道路へと入ってまいります。

高層ビルが立ち並ぶ、バンコクの街

右手には、『チャドチャック公園』の木々が見えます。

その向こうには、『チャオプラヤ川』が流れているのでしょうが

バスの中からは、そこまで見えませぬ。

バスは、高速道路を順調に走ってまいります。

近代的な建物の影に、ところどころ
スラム街は

タイの貧富の差を、無言で訴えかけているようです。




高速道路を降り、再び一般道へ。

路の両側に、マーケットが広がる街中を
走ってまいります。




プミポン前国王陛下の崩御より
5か月近く経った今でも

ご遺体の安置されている王宮には
大勢の弔問客が絶えることはなく

王宮には、混雑で近寄れないそうです。

ワット・ポー寺院に近づいてまいりました。

黒い服をお召しの、弔問の方々が
だんだんと、多くなってまいります。




ラジオ・タイランドの日本語放送
(毎日22:00~22:15 9390khz)で
以前聞いたお話しでございますが

昨年10月13日 プミポン前国王陛下が崩御された直後

黒いシャツや服が、相次いで品切れとなりました。

政府は、黒い服を入手できなかった人々のために
黒のリボンをつけることにより、
弔意を表すもの、と国民に呼びかけたことにより

この事態に対処したのでございます。




『ワット・ポー寺院』に到着いたしました。

寺院の周りの歩道には、テントが張られ

ボランティアの方々が、訪れる弔問客に
水や食べ物を提供しておられます。




3月だというのに、34度を超えるタイの気候

日差しは強いのですが

真夏の東京の、フライパンのような暑さに比べて
柔らかい感じがいたします。

黄金と朱色の、鮮やかな屋根の寺院に
足を踏み入れます。

まずは、お線香をあげ、献花をし

本殿へと入ってまいります。

黄金に輝く、涅槃像が

おだやかな表情で、横たわっております。



涅槃像の身長は45メートル

ほぼ、『ウルトラマンタロウ』と同じでございます。



まずは、お顔のほうから、足の方へ
回廊を歩いてまいります。



さまざまな国の人々が、写真を撮ったり
像に見入っていたり、しております。

像の足の裏側には、びっしりとお経が
架かれております。


 

ここで、コインのたくさん入ったボウルを受け取り

像の背中側の回廊を、歩いてまいります。

回廊の脇には、バケツが108個並んでおり

バケツの中に、ボウルからコインをひとつづつ
入れてまいります。

これにより、108の煩悩から、解脱できるのでございます。



 

涅槃像の周りを、一周いたしました。

家族が、世界が健康で平和ありますように
お祈りいたしました。














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