新蓬平温泉は山間の癒しの里-雪降る露天風呂と日本画のようなお料理

『新潟県長岡市』の市街地から車で約30分

静かな山間の温泉地『蓬平温泉』に一泊2日の旅行をいたしました。

今回お世話になるのは『蓬平温泉』の老舗旅館『和泉屋』様

お部屋から見える山々や河
木々に囲われた立派な農家のお屋敷

椅子に座ってじっと見ているだけで心癒される
素朴な風景でございます。

時折小雪の舞う空を見上げなが
ら露天風呂にゆっくりと浸かり

美しい日本画のようなお料理を堪能いたします。

『東京駅』から『長岡駅』までは
『上越新幹線』で1時間45分

あらかじめ送迎を予約すれば『長岡駅』まで
バスで迎えに来て下さいます。

都心からも行きやすい癒しの温泉の里『蓬平』
是非一度お出かけ下さいませ。

上越新幹線で一路長岡駅へ

『上越新幹線MAXとき309号』は定刻通り8:52に東京駅を発車

近代的なビル群の立ち並ぶ『さいたま新都心』を通り過ぎ
『高崎駅』を過ぎた頃から車窓の右手に『赤城山』と『榛名山』
左手に『妙義山』が見えてまいります。

『上毛高原駅』辺りから小雪がちらつき
『越後湯沢駅』では山々が雪で真っ白ですが
『長岡市』に入る頃には雪は止んでおりました。

10:48 列車は定刻通り『長岡駅』に到着

しんと冷える空気の中
ホームに降り立ちます。

本日お世話になる『蓬平温泉和泉屋』様
午後1時30分駅東口タクシー乗り場に迎えに来て下さいます。

お迎えの時間まで間がございますので
何処かでお昼を頂きましょう。

駅ビルの一階にもいろいろなお店がございますが

ちょっと気になりましたのが
東口の通りを隔てた『目利きの銀次』様

居酒屋さんのランチは美味しくお値段もお手頃
早速お邪魔いたします。

席に落ち着きまずは『ビール』を注文
続いて『唐揚げ定食』と『お刺身定食』を注文いたします。

出てきたお膳を見てビックリ

これは何人前だろうと思うほど

盛りだくさんで種類も豊富なお刺身

ボリュームたっぷりの唐揚げ
お刺身はとても新鮮で身が締まっており
唐揚げはアツアツでふっくら

大変美味しく頂きました。

あとで知ったのですが
『目利きの銀次』様は全国チェーンのお店なのですな。

蓬平温泉和泉屋へ

午後1時30分
お迎えのバスに乗り『蓬平温泉』へとまいります。

『上越新幹線』の線路を右手に見つつ平野部を走り
やがて左手に曲がり山道へとはいってまいります。

『山古志村』の表示の手間で左手に曲がり
少し進みまして『蓬平温泉和泉屋』様に到着

大きな大変立派なホテルです。

玄関の入り口の生簀には立派な錦鯉が
『蓬平』は『錦鯉』の名産地でもございます。

到着は午後2時過ぎと少々早いのですが
チェックインをしてくださりお部屋に案内して下さいます。

落ち着いた雰囲気の和室
窓の外は、山々と林
立派な農家のお屋敷

静かな心癒される風景でございます。

お茶とお菓子を頂き、まずは一休み

浴衣に着替えまして、温泉を頂きましょう。

『和泉屋』様には露天風呂が3つございます。

『蓬平』の山々を一望できる
ちょっとモダンな雰囲気の『風の湯』

木の風合いが暖かい『星の湯』

大きな岩に囲まれた『月の湯』

今日は『風の湯』が殿方
『星の湯』『月の湯』がご婦人

明日の朝にはこれが入れ替わります。

『風の湯』の露天風呂に浸かり
山々を眺めます。

時折小雪がちらつきますが
お湯に浸かり芯から温まります。

お湯は熱過ぎもせずぬるくもなく
ちょうど良い温度

透明で独特のとろみがあり
柔らかに包まれる感じがいたします。

ゆっくりと浸かっておりますと
湯上り後も温泉の香りがほんのりといたします。

まるで日本画のようなお料理の数々

温泉にゆっくりと浸かり暖まった後は
待望のお夕食を頂きます。

メニュウは以下のとおりでございます。

食前酒 よももちゃんの桃酒

長手箱~雪景色
小鉢二品  荏胡麻豆腐鞍掛け
鱈雲子と蕪青含め煮
小 付     干し柿赤ワイン漬
猪 口     鮭麹和え
前 菜     ふく明太子焼き 骨煎餅
赤紫蘇長芋 揚げ松葉
台の物
鮭と高菜餅団子の根菜のっぺ仕立て鍋
造り
生本鮪(まぐろ)鰤(ぶり)南蛮海老

預け鉢~雪洞塩釜造り
焼き里芋 丸干し焼きいか
みずこぶ吟醸山葵漬
切り干し大根醤油漬け野沢菜
蒸し物
鰊(にしん)と車麩(くるまぶ)の蕪蒸し
黄身蒸し新丈(しんじょ) 菠薐草(ほうれんそう)銀餡(ぎんあん)
焼 物
雪室熟成黄金豚肉のかぐら南蛮朴葉焼き

食 事    長岡産こしひかり
お 供    干し海老青菜
止 椀   越後味噌仕立
水菓子    林檎と冬苺のブラマンジェ

前菜はまるで工芸品のように美しく
箸をつけるのを一瞬ためらってしまいます。

『のっぺ汁』はこの地ならではの郷土料理
素朴な味わいと暖かさに心癒されます。

『雪室』とは『新潟』ならではの『雪のかまくら』で
この中に食材を入れて保存すると
一定の温度と湿度が保たれ食材の旨味が増します。

お皿の上には塩を固めて作った『雪室』の中にお料理が

まるで『日本画』の作品を見ているようー
清楚で優しさを持った美しさは
『上村松園』の絵画のようでございます。

美味しいお酒と共に
極上のお皿の数々を心ゆくまで堪能させていただきました。


ごちそうさまでした。

星の湯と月の湯

一夜明けまして、露天風呂は昨日と交代になっております。

大きな岩岩と林に囲まれた
静けさの中にダイナミズムのある『月の湯』

檜の湯船が優しく、心和む『星の湯』

個性的な三つの露天風呂を堪能いたしました。

静かな山間のひっそりとした佇まいの『蓬平温泉』

日々の慌ただしさに追われる私達を
そっと迎え入れて優しく癒してくれる温泉宿でございます。

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