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『台湾新幹線』
乗ってみての第一印象は
『日本の新幹線にあまりにもそっくり!』
外観だけではなく駅のホームの雰囲気
車内の座席の配置や
座席の裏のテーブルに書かれた案内板に至るまで
まるで『日本』からそのまま走ってきたかのような
馴染み深い雰囲気でございます。
しかし、車窓に展開されるのは南国『台湾』の風景
なにやら不思議な感じに囚われつつ、
『高雄』から『台北』までの1時間半の旅を楽しむといたしましょう。
高雄左営駅より台湾新幹線で台北へ
『高雄駅』は、まるで空港のように
広くて立派な駅でございます。
人々が行き交う駅舎の一角にある売店で
台湾ビールを調達。
350ml缶が、30元(だいたい120円)と
値段も、お手頃でございます。
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日本の鉄道技術・ノウハウを継承
10時35分、台北行きの『台湾高速鉄道』に
乗車いたします。
『台湾高速鉄道』は、2007年3月に
開通いたしました。
これにより、従来の特急でも
約4時間かかっていた
『台北』-『高雄』間345kmの所要時間を
ノンストップで1時間半に
短縮したのでございます。
この『台湾高速鉄道』
インフラはヨーロッパ
車両は日本という
日欧混合システムでございますが
列車の運航や、サービスに関しましても
日本の技術伝授が行われております。
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外観も、車内も、駅の雰囲気も
日本の新幹線と
よく似ておりまして
まったく違和感がございません。
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さて、座席に落ち着き
ゆっくりと流れだした風景を眺めながら
ビールで乾杯でございます。
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『台南』-『台中』-『桃園』と
台湾の東側に広がる
平野部の都市の様子を
車窓から眺めます。
2日目に、『台北』-『花蓮』の
車内から見た、山間の風景とは
まったく違う印象でございます。
いつか、各都市を
時間をかけて旅してみたい
ものでございます。
列車は定刻通り、『台北駅』に
到着いたします。
台北に到着
さて、師走の差し迫ったひと時
思い切ってお休みをとり出かけた『台湾』の旅
1日目は、羽田⇒台北⇒九分⇒台北
2日目は、台北⇒花蓮
3日目は、花蓮⇒高雄
4日目は、高雄⇒台北
ここで、飛行機に乗って『日本』に帰国しましても
4日間で十分に『台湾』を満喫できたと申せましょう。
しかしながら私達夫婦は、もう一日お休みを頂き
『台北』に滞在いたします。
旅の2日目の午前中に、大急ぎで巡った『台北』の見どころ
『故宮博物院』
『忠烈祠』
に加えまして、『台北』の見どころをもうすこし
ご案内させて頂きます。
ここから補足-鼎泰豊本店
![](http://cutting-blackpaper.com/wp-content/uploads/2017/09/taiwan_04_0380.jpg)
改札口を出て、地上に出ると
2日目の雨模様とは正反対に
爽やかな晴天の下
彼方に摩天楼が連なります。
人々でにぎわう『台北』の街を
バスで移動し、昼食会場へとまいります。
『鼎泰豊(Tin-tai-fon)』
日本でも有名な、小籠包の老舗の
本店でございます。
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店内もまた、おびただしい人々ですが
予約をしていただいた為
3階の円卓に、すぐに座れました。
またもやビールを注文し、
次々に運ばれてくる蒸籠から
湯気を立てている小籠包を
蓮華で小皿にすくい
刻み生姜とともに
火傷をしないように
慎重に口の中へ運びます。
ジュワッツ・・
おいしいスープが、口いっぱいに広がります。
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小籠包、見た目が小ぶりで
いくらでも食べられそうに
感じられますが
一つ一つに結構ボリュームがあり
5個ぐらい頂きますと
すでにお腹いっぱいになってまいります。
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お味も、一つ一つに個性があり
バリエーションを楽しみました。
最後のデザートもまた
あんこ入りの小籠包でございます。
お腹も満たされたところで
ふたたびバスで移動いたします。
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中正記念堂
1975年にこの世を去った
台湾初代総統『蒋介石』を祭った
お社でございます。
紺色の瓦屋根を頂く
巨大な白い門をくぐると
広大な敷地の左右に
赤と朱に彩られた、色鮮やかな建物が
目に飛び込んでまいります。
そして中央には
やはり紺色の瓦に、白い壁の
八角形の巨大な本堂がそびえ立っております。
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本堂に近づいてゆき、階段を登り
内部へと入ります。
展示室の脇のエレベータで
上の階に上がりますと
広大な本殿の正面に
巨大な『蒋介石』が
椅子に座っておられます。
像の左右には、銃剣を持った
衛兵が、微動だにせず
直立しておられます。
![](http://cutting-blackpaper.com/wp-content/uploads/2017/09/taiwan_04_0450.jpg)
やがて、ホールの向こうから
靴音の高らかに
数人の衛兵が
隊列を組んで、
ゆっくりと中央に進んでまいります。
衛兵交代式が、はじまりました。
互いに向かい合った
台の上の衛兵と
行進してきた衛兵
約20分ほどかけて
交代式が執り行われました。
本堂をあとに、再び広場へ
午後3時半頃ですが、
夕方になりますと
ここには、大勢の方々が集まり
太極拳を演武されるのだそうです。
記念堂を背景に、人々が演武するさまは
きっと勇壮なものでございましょう。
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次に訪れましたのは
龍山寺
『清』の時代に建立された
台湾最古の寺院でございます。
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龍や鳳凰の彫刻が施された
色鮮やかな朱色の瓦屋根
真冬とは思えない強烈な西日が
その複雑なシルエットを
くっきりと照らします。
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夕日に照らされた寺院の境内には
地元の方々が集まり
太鼓や鐘の音とともに
一斉に経典を唱和されるのです。
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その光景は、まさに
荘厳そのものでございます。